昨季から交流戦2戦2敗の西純矢

甲子園で行われている阪神-西武の3連戦。昨日の初戦は、西武が先発のドラフト2位ルーキー佐藤隼輔から4人の継投で阪神打線を無失点に抑え、2‐0で緊迫の投手戦を制した。阪神は今季13度目の完封負け。首位ヤクルトが勝ったため自力優勝も消滅した。
今日勝って6月は幸先の良いスタートを切りたい阪神の先発は西純矢。今季は4試合に先発して2勝1敗、防御率3.00の成績。18日のヤクルト戦でプロ初完投勝利を挙げるなど、高卒3年目にして順調に先発投手としての実績を積み上げている。
前回登板の5月25日の楽天戦では、5イニング87球を投げて8安打4失点。浅村栄斗と辰己涼介に本塁打を浴びるなど一発に泣き、今季初黒星を喫した。そこから中6日で今日のマウンドに上がる。
交流戦は昨季ソフトバンク戦に先発、3イニングを投げ4安打3失点でプロ初黒星。ここまで2戦2敗と苦杯を喫している。今日は3度目の正直で交流戦初勝利を狙う。
5月好調だった與座海人
一方、西武の先発は與座海人。今季は5試合に登板して(先発は4試合)3勝1敗、防御率1.63、与四球率0.98と安定感抜群の投球を披露。特に5月は3試合で防御率0.45、計20イニングを投げて、わずか1失点に抑えている。
今季交流戦初登板となった5月25日の中日戦では、6イニング87球を投じて3安打1失点。初回に先制点を許すも、2回以降は右アンダーハンドから高低をうまく使った配球で無失点に抑え、3勝目を挙げた。そこから中6日での登板となる。
阪神戦には昨季中継ぎとして2試合に登板、計2イニングを投げて2失点。梅野隆太郎に本塁打を浴びている。いずれもメットライフ(現ベルーナ)ドームでの登板だったため、甲子園は今日がプロ入り初登板となる。
自身の活躍もあり、チームは5月を13勝10敗の貯金3、交流戦も2カード連続勝ち越しに成功している。6月も自身の投球でチームを波に乗せることができるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【交流戦】
巨人・赤星優志-ソフトバンク・東浜巨(東京ドーム)
ヤクルト・原樹理-ロッテ・美馬学(神宮)
DeNA・F.ロメロ-オリックス・J.ワゲスパック(横浜)
中日・上田洸太朗-楽天・辛島航(バンテリンドーム)
広島・遠藤淳志-日本ハム・上原健太(マツダスタジアム)
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