オリックス戦は完全試合含めて2戦2勝の佐々木朗希
「令和の怪物」ロッテ・佐々木朗希が今季3度目となるオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発する。前回5月6日のソフトバンク戦は6回11奪三振1失点で勝敗はつかなかった。そこから中6日でのマウンドだ。
日本中に衝撃が走った完全試合を達成したのが4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)。判定に不服そうな表情を浮かべて白井一行球審が詰め寄る騒動があったのは4月24日のオリックス戦(京セラドーム大阪)。因縁の相手とは今季2戦2勝、防御率1.29の成績を残しており、奪三振率は実に14.79だ。
しかも、昨季の本塁打王・杉本裕太郎とリードオフマンの福田周平に加え、吉田正尚までもが新型コロナ感染のため登録抹消されるなど、オリックス打線の破壊力は大幅にダウンしている状況。佐々木にとっては、追い風と言っていいだろう。
4勝目を挙げればノーヒットノーランを達成したソフトバンク・東浜巨と楽天・田中将大に並んでハーラートップタイ。チームは首位・楽天に連勝して上向きつつあるだけに、佐々木の快投で連勝を伸ばしたい。
5試合中4試合はQSのオリックス田嶋大樹
迎え撃つオリックスは田嶋大樹が先発する。今季は5試合に登板して0勝1敗と勝ち星に恵まれていないが、防御率は2.93と安定しており、5試合中4試合はQS(6回以上自責点3以内)をマークしている。
ロッテ戦は今季初登板だが、昨季は7試合登板で3勝1敗、防御率2.37と相性は良い。レアードは18打数5安打1本塁打、マーティンは13打数3安打1本塁打の対戦成績だった。相手先発が佐々木で大量援護は望めないことを考えると、やはり両助っ人の前に走者を出さないことが肝要だ。
5月は7連敗を喫するなどチーム状態は決して良くないオリックス。田嶋が粘り強い投球でチームの危機を救えるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・戸郷翔征-中日・大野雄大(東京ドーム)
DeNA・今永昇太-阪神・青柳晃洋(横浜)
広島・大瀬良大地-ヤクルト・原樹理(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・伊藤大海-ソフトバンク・千賀滉大(札幌ドーム)
西武・髙橋光成-楽天・瀧中瞭太(ベルーナドーム)
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