今季防御率0.86の早川隆久

29日が雨天中止となったパ・リーグ首位攻防戦。仕切り直しの30日は、首位・楽天が早川隆久を先発に立てる。前日先発予定だった則本昂大は5月1日に回る見込みだ。
早川は今季3試合に登板して2勝1敗、防御率0.86と上々のスタート。4月8日の日本ハム戦ではドラフト同期の伊藤大海に投げ勝ち、7回2安打無失点で2勝目。コロナ禍による試合中止もあって中13日で登板した前回22日の西武戦でも、味方の援護に恵まれず敗戦投手となったものの7回4安打1失点の好投だった。
ソフトバンク戦は今季初登板。9勝を挙げた昨季はソフトバンク戦5試合に登板して0勝2敗、防御率4.44と苦手にしていた。柳田悠岐に15打数6安打、今宮健太に10打数4安打、三森大貴に11打数4安打と打ち込まれている。あくまで昨年の対戦成績とはいえ、細心の注意を払いたい。
チームはまだ22試合と12球団で最も試合の消化が遅いが、15勝6敗1分けで貯金9。ゴールデンウィークで貯金を増やすには「ゴールデンルーキー」と呼ばれた2年目左腕の力投が欠かせない。
今季防御率0.95の千賀滉大
一方、ソフトバンクは千賀滉大がスライド先発。今季は5試合に登板して3勝0敗、防御率0.95とこちらも最高のスタートを切っている。
楽天戦は4月1日に登板しており、8回5安打9三振無失点。首位を走る楽天に4月だけで2勝できれば価値がある。
かねてからメジャー希望を公言してきた千賀は、順調にいけば今季中に海外FA権を取得する見込み。チームの優勝はもちろん、自身の市場価値を高めるためにも中身の濃い投球が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・M.シューメーカー-阪神・A.ウィルカーソン(東京ドーム)
ヤクルト・サイスニード-DeNA・上茶谷大河(神宮)
中日・松葉貴大-広島・森下暢仁(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
ロッテ・石川歩-日本ハム・上沢直之(ZOZOマリン)
オリックス・山﨑福也-西武・隅田知一郎(京セラドーム大阪)
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