3月31日のヤクルト戦でプロ初登板初勝利の堀田賢慎
セ・リーグの首位攻防3戦目は、巨人が堀田賢慎、広島は遠藤淳志が先発する。堀田は青森山田高からドラフト1位で入団して3年目の20歳右腕。1年目に右肘のトミー・ジョン手術を受け、2年目は育成契約となったが、今季開幕前に支配下登録に復帰した。
3月31日のヤクルト戦では6回5安打無失点の好投を見せ、プロ初登板初先発初勝利。4月7日の広島戦で4回4失点で初黒星を喫し、二軍降格していた。そこから中13日でのマウンドとなる。
武器は186センチの長身からオーバースローで投げ込む150キロ超のストレート。桑田真澄投手チーフコーチが「将来のエース候補」と期待を隠そうとなしない、将来性豊かな本格派だ。
前回の広島戦では初回、味方打線に2点を先制してもらったものの、その裏にマクブルームに一発を浴びて同点。2回、4回にも失点を許し、リードを守れなかった。広島打線は好調だけに先制を許さず、優位に試合を進めたい。
2年前に巨人戦で2完投勝利を挙げた遠藤淳志
遠藤淳志は霞ケ浦高からドラフト5位で入団して5年目の23歳右腕。今季は3試合に登板して1勝1敗、防御率1.53と好スタートを切っている。
巨人戦は2年ぶりの登板だが、2020年には7試合に登板して2勝2敗、防御率3.57。7試合のうち2試合は完投勝利を挙げており、相性はいい。もし今日も勝てれば「巨人キラー襲名」と言っても過言ではないだろう。
今後は交流戦まで5月3~5日、17~19日と隔週で火曜から木曜に巨人3連戦が組まれている。今後の対戦に備え、巨人打線に苦手意識を植え付けさせるためにも、今日のマウンドが肝心だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・坂本裕哉-阪神・齋藤友貴哉(横浜)
【パ・リーグ】
楽天・高田孝一-日本ハム・立野和明(楽天生命パーク)
西武・田嶋大樹-ソフトバンク・千賀滉大(京セラドーム大阪)
【関連記事】
・プロ野球AI勝敗予想
・セ・リーグ球団別週間MVP、DeNA宮崎敏郎がトップ、巨人・吉川尚輝は“確変中”
・プロ野球12球団クローザー成績比較、序盤戦を左右した守護神の安定感