青柳晃洋がコロナ離脱から復帰登板

今日から甲子園球場で、阪神対巨人の伝統の一戦が行われる。初戦の先発は阪神・青柳晃洋、巨人・菅野智之のエース対決。白熱の投手戦となるか注目だ。
阪神先発の青柳は今季、初の開幕投手に指名されたが、直前に新型コロナウィルスの陽性判定を受けて離脱。その後、ファームで調整を続けていた。4月はファームで2試合に登板、計7イニングを投げて2失点。満を持して中6日で甲子園のマウンドに上がる。
巨人戦は昨季3試合に登板して2勝1敗、防御率2.25と好相性だったが、苦手としていたのが主砲・岡本和真。打率.571(7打数4安打)、2本塁打と打ち込まれていた。体調不良のため2試合連続で欠場中だが、復帰してくる場合は要警戒だ。
昨季は自身最多の13勝を挙げ、初の最多勝と最高勝率のタイトルを獲得。また、夏には東京オリンピックの日本代表に選出され金メダルも獲得した。勝利に愛された男がどん底のチームを救うことができるか。
菅野智之は左打者対策必須
一方、巨人の先発は菅野智之。昨季はコンディションが上がらず離脱を繰り返し、自己最少の6勝に終わった。今季は自身8度目の開幕投手を務め、ここまで3試合に先発して2勝1敗、防御率4.76の成績。勝利が先行してはいるが、以前のような打者を圧倒するような投球は影を潜めている。
前回登板した8日のヤクルト戦では、5回途中6安打4失点で、今季初黒星を喫した。調子が良いとはいえない状態だが、1日の阪神戦では7回113球を投じて7安打を浴びながらも、3失点に抑える粘りの投球を見せていた。
ただし、7安打中6安打を左打者に打たれており、特に、近本光司には三塁打含む2安打を許した。昨季も.500(10打数5安打)と打ち込まれていただけに、今日は細心の投球を心がけたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・坂本裕哉-ヤクルト・金久保優斗(横浜スタジアム)
【パ・リーグ】
ロッテ・石川歩-日本ハム・伊藤大海(ZOZOマリン)
オリックス・山﨑福也-西武・髙橋光成(京セラドーム大阪)
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