阪神戦得意の柳裕也が先発

バンテリンドームで行われている中日対阪神の3連戦は、中日がここまでの2試合ともに1点を争う好ゲームを制して2連勝。今季2度目のカード3連勝を目指して、今日は右のエース・柳裕也が先発する。
昨季自身初となる最優秀防御率と最多奪三振の2冠に輝いた右腕は、今季ここまで2試合に先発して1勝0敗、防御率2.81の成績。前回登板した3日の広島戦では、9回133球、3安打、8奪三振と好投。両リーグ一番乗りとなる完封で今季初勝利を飾った。
登板予定だったDeNAとの3連戦が相手チームの新型コロナ感染拡大の影響で中止となったため、中10日で今日のマウンドに臨む。
阪神戦は昨季、4試合に登板して1勝1敗ながら防御率1.44の好成績。打者別でみると、中野拓夢に5割と打たれているが、主軸の佐藤輝明、大山悠輔ともに無安打に抑えており、被本塁打もゼロと猛虎打線を圧倒していた。
昨日チームはサヨナラ勝ちで勢いに乗っている。今宵は自身の快投でさらに加速させることができるか。
ドラ3左腕の桐敷拓馬が急きょ先発
一方、阪神の先発は桐敷拓馬。新潟医療福祉大からドラフト3位で入団した新人左腕は、大学4年秋に関甲新学生リーグ史上初となる完全試合を達成した経験を持つ。今春のキャンプからアピールを続け、オープン戦では3試合に登板(うち先発は2試合)して、防御率0.82と安定した投球を披露。開幕ローテーションの座を勝ち取った。
プロ初先発となった3月27日のヤクルト戦では、6回途中8安打3失点で初黒星を喫し、ほろ苦いデビューとなった。その後は中継ぎに回り4試合に登板、ここまで防御率は6.14ながら奪三振率は11.05と、潜在能力の高さを見せている。
今日の先発は当初、藤浪晋太郎の予定だったが、新型コロナ陽性と判定されたため、登録を抹消。急きょ桐敷に先発の機会が回ってきた。チームは16試合を戦って未だ1勝、現在5連敗中と泥沼状態。新人サウスポーにはチームに新風を吹き込むような快投を期待したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
ソフトバンク・千賀滉大-ロッテ・二木康太(PayPayドーム)
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