防御率0.73と好調のメルセデス

沖縄セルラースタジアム那覇で行われている巨人対DeNAの2連戦。沖縄初の巨人主催試合となった12日の初戦は、10-4で巨人が快勝した。
連勝といきたい巨人の先発はメルセデス。今季ここまで2試合に先発して2勝0敗、12.1イニングを投げて失点はわずか1、防御率0.73と好調だ。前回登板した6日の広島戦では、7回105球を投じ、6安打1失点の快投。チームの逆転勝ちを呼び込んだ。
DeNA戦は昨季2試合に先発して1勝0敗、防御率2.79、奪三振率8.37、与四球率2.79とまずまずの成績。ただし、被打率は.333と悪く、主軸の宮崎敏郎とソトに打率6割超と打たれていただけに、油断は禁物だろう。
沖縄セルラースタジアム那覇は春季キャンプでも使用している球場のため、マウンドには慣れ親しんでいる。初の公式戦でどのような投球を見せるか注目だ。
東克樹が開幕戦以来の先発
一方、DeNAの先発は東克樹。2018年のドラフト1位左腕は1年目に11勝を挙げ、新人王に輝くもその後は故障に悩まされた。2020年に左ひじのトミー・ジョン手術を受け、昨年7月に実戦へ復帰。一軍でも3試合に先発し、3戦目に792日ぶりの白星を挙げた。
先発ローテーションの一角として期待される今季は、オープン戦で3試合に登板(うち先発は2試合)、13.2イニングを投げ、防御率0.66、奪三振率7.24、与四球率0.66。完全復活を予感させる投球を見せ、初の開幕投手に指名された。
迎えた25日の本拠地・横浜スタジアムでの開幕戦、広島打線を相手に6回途中85球を投げ、8安打4失点(自責は2)で降板。2番手以降の投手も踏ん張れず、開幕戦を白星で飾ることはできなかった。
また、この試合途中に左手中指の皮がめくれた影響で、27日に登録を抹消。今日は開幕戦から中18日あいての復帰登板となる。チームは先週18人の新型コロナ陽性者が出る緊急事態。この窮地を救う快投を見せられるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・勝野昌慶-阪神・伊藤将司(バンテリンドーム)
ヤクルト・高梨裕稔-広島・床田寛樹(松山)
【パ・リーグ】
西武・松本航-日本ハム・立野和明(ベルーナドーム)
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