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“虎キラー” 中日・大野雄大が先発 阪神は西勇輝で再び連敗ストップなるか

2022 4/12 11:00SPAIA編集部
中日の大野雄大と阪神の西勇輝,ⒸSPAIA
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立浪新監督初の貯金へ大野雄大が先発

中日の大野雄大と阪神の西勇輝のインフォグラフィック


4月に入り5勝1敗と好調の中日は、6勝6敗のちょうど5割で3位タイにつけている。今日から本拠地バンテリンで最下位・阪神との3連戦。立浪和義監督初の貯金生活となるか注目の初戦の先発マウンドには、左のエース大野雄大が上がる。

今季は2年ぶり4回目の開幕投手を務めるも、巨人打線相手に6回8安打4失点で黒星発進。チームもそれに呼応するように3月は1勝5敗と開幕から躓いた。しかし、2度目の登板となった1日の広島戦では、8回5安打2失点の力投で、相手エースの大瀬良大地に投げ勝ち、チームを勢いに乗せた。

阪神戦は2019年9月14日にはノーヒットノーランを達成するなど、3年連続で防御率1点台をマークしている。昨季も3試合に登板して1勝2敗ながら、防御率1.57。いずれの試合でもHQS(7回以上自責点2以下)を記録し、奪三振率7.04、与四球率1.57と安定した投球を見せていた。

新型コロナ禍の影響で、登板予定だった8日の試合が中止になったため、中10日での先発となる。チームの浮沈を握るエースが、得意の虎狩りでチームをさらなる上昇気流に乗せる。

阪神は西勇輝で再び連敗ストップなるか

一方、阪神の先発は西勇輝。甲子園球場の「今季開幕」となった5日のDeNA戦、9回118球、7安打、4奪三振の見事な投球で完封勝利を挙げ、チームの開幕からの連敗を9で止めた。ここまで2試合に登板して、防御率0.57と安定した投球を披露。チーム防御率4.84とダントツでリーグ最下位の中、孤軍奮闘の活躍を見せている。

中日戦には昨季3試合に先発して0勝2敗、防御率3.79といま一つの成績。大島洋平や木下拓哉らレギュラー陣には軒並み被打率が3割超え。ただ、バンテリンドームでは2試合で15安打を浴びながら、7回2失点、5回2失点と粘りの投球を見せていた。

チームは前回登板で勝利してから、1分けを挟んで3連敗とまたトンネルに迷い込んでいる。再びの快投で勝利を呼び込むことができるか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
巨人・戸郷翔征-DeNA・F.ロメロ(那覇)
ヤクルト・サイスニード-広島・九里亜蓮(松山)

【パ・リーグ】
西武・佐藤隼輔-日本ハム・加藤貴之(ベルーナドーム)
ソフトバンク・田上奏大-ロッテ・E.ロメロ(札幌ドーム)

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