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高卒3年目の広島・玉村昇悟VS巨人・堀田賢慎、カード勝ち越しかけ同学年対決

2022 4/7 11:00SPAIA編集部
広島の玉村昇悟と巨人の堀田賢慎,ⒸSPAIA
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右打者対策必須の広島・玉村昇悟

広島の玉村昇悟と巨人の堀田賢慎のインフォグラフィック


マツダスタジアムで行われている広島対巨人の3連戦。ここまでの2戦は好投手の投げ合いで互いに譲らず1勝1敗、勝ち越しをかけて臨む今日3戦目の先発は、広島が玉村昇悟、巨人が堀田賢慎と高卒3年目の若手投手対決となった。

広島・玉村は、打者のタイミングを外す特徴的なフォームが武器の左腕で、変化球もスライダー、カーブ、チェンジアップ、シュートを操る。昨季は17試合に先発して101イニングを投げ、プロ初勝利を含む4勝(7敗)をマークし、飛躍のシーズンとなった。

今季初登板となった3月31日の阪神戦では、5回81球を投じ、8安打を浴びるも2失点に抑える粘投で、チームの逆転勝ちを呼び込んだ。そこから中6日での登板となる。

巨人戦は昨季2試合登板して0勝1敗、防御率4.50だった。左右打者別の成績が極端で、左打者は無安打に抑えた一方、右打者には計10安打を許した。特に、坂本勇人、ウィーラー、中田翔の主軸3人には、本塁打を浴びるなど力負けした格好だっただけに、今季はその雪辱を果たしたい。

19年ドラ1の巨人・堀田賢慎は飛躍の年となるか

一方、巨人先発の堀田は2019年ドラフト1位で入団。将来を嘱望されていたが、プロ入り直後の4月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響で、1年目のオフに育成選手となった。昨年8月に実戦復帰を果たしたが、公式戦の登板はなかった。

今季は春先から好投を続け、3月11日に支配下登録。オープン戦では3試合で計10イニングを投げて無失点。奪三振率8.10、与四球率0.90と完ぺきな投球を見せ、開幕ローテーションを勝ち取った。

プロ初先発となった3月31日のヤクルト戦では、150キロ超のストレートを軸に、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げ分け、6回78球5安打で無失点投球。強打のツバメ打線に1本の長打も許さぬ快投で、プロ初勝利を手にした。

今日も威力あるストレートを武器に、無失点街道を突き進むことができるか注目だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
ヤクルト・石川雅規-中日・髙橋宏斗(神宮)
阪神・秋山拓巳-DeNA・濵口遥大(甲子園)

【パ・リーグ】
ソフトバンク・C.レイ-オリックス・山﨑福也(PayPayドーム)

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