昨季巨人戦でプロ初完封記録した床田寛樹

セ・リーグで貯金生活を送っている広島と巨人の好調チーム同士の3連戦。昨日の初戦は九里亜蓮の好投で広島がロースコアゲームを制した。今日は広島・床田寛樹と巨人・メルセデスの両左腕が先発。今夜も白熱の投手戦が期待される。
広島先発の床田は昨季、前半戦なかなか調子が上がらなかったが、後半戦に巻き返し、9月には自身初の完封勝利を記録するなど3勝を挙げ、月間MVP にも輝いた。今季に入っても好調は継続。オープン戦では計13イニングを投げ、3失点と順調な仕上がりで、開幕を迎えた。
今季初登板となった3月30日の阪神戦では、7回をわずか82球、4安打1失点の快投。チームの開幕5連勝に大きく貢献した。そこから中6日で今日の登板に臨む。
巨人戦は昨季3試合に登板して1勝1敗ながら防御率1.17と好相性。9月21日には初完封勝利もマークした。坂本勇人、岡本和真ら主力も軒並み2割台前半に抑えており、死角はない。
丁寧にコーナーを突く投球で、リーグトップの攻撃力を誇る打線を黙らせることができるか。
巨人先発メルセデスは無失点継続なるか
一方、巨人の先発はメルセデス。昨季は左肘手術の影響もあり、6月に一軍初昇格。その後はローテーションを守り、チーム3位の7勝をマークし、今季の活躍に期待を持たせた。だが、オープン戦では唯一先発した3月9日のソフトバンク戦で、3.2回を投げ、7安打、3四球、4失点。その後はリリーフで2試合の調整登板と、不安定な内容で開幕を迎えた。
しかし、初登板となった3月30日のヤクルト戦でその不安を一掃する。強力ヤクルト打線を相手に5.1回75球を投じ、3奪三振無失点の快投で初白星を挙げた。今回はそこから中6日での登板となる。
広島戦は昨季1試合に登板して7回3安打7奪三振1失点に抑えており、嫌なイメージはない。また、敵地マツダスタジアムでの登板はなかったが、昨季ビジターでは防御率2.72と好投していた。
今宵も打者に息つく間も与えないテンポの良い投球ができるか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・高梨裕稔-中日・福谷浩司(神宮)
阪神・伊藤将司-DeNA・石田健大(甲子園)
【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-ロッテ・本前郁也(札幌ドーム)
楽天・岸孝之-西武・松本航(楽天生命パーク)
ソフトバンク・和田毅-オリックス・田嶋大樹(PayPayドーム)
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