「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【パ・リーグ予告先発】日本ハム66年ぶり新人開幕投手・北山亘基は衝撃デビューを飾るか

2022 3/25 11:00SPAIA編集部
ソフトバンク千賀滉大と日本ハム・北山亘基,ⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

1956年の牧野伸以来の新人開幕投手・北山亘基

ソフトバンク千賀滉大と日本ハム・北山亘基のインフォグラフィック


いよいよ2022年のプロ野球が開幕を迎える。就任当初から球界の話題を独占する日本ハムの新庄剛志監督が開幕投手指名でも話題をさらった。22日に自身のSNSでルーキーの北山亘基に開幕投手を託すことを発表したのだ。

新人の開幕投手は2013年の楽天・則本昂大以来9年ぶりで、球団では1956年の牧野伸(前身の東映に入団)以来66年ぶりとなる。新人ながら守護神候補にも挙がっていた北山を指名する、まさにサプライズ選出となった。

北山はドラフト8位で京都産業大から入団。大学時代は4年の春季リーグで防御率1.21をマークし、最優秀投手賞に輝いている。登板した7試合中5試合で完投するなど、フル回転の活躍でエースとして君臨し、リーグ通算12勝を挙げた。

150キロ超のストレートにキレのあるカットボールとフォークが武器で、オープン戦では救援投手として主に抑えのポジションで起用されていた。初登板となった3日のヤクルト戦で5番手として登板すると、先頭のサンタナから三者連続三振を奪う圧巻デビュー。その後も計5試合に登板して6イニング無失点、13奪三振で、奪三振率は19.50を記録した。

オープン戦では先発のマウンドに上がることはなかったため、成績はあくまで参考程度だが、大学時代は先発として活躍していただけに、そこまで不安はないだろう。また、「オープナー」として短いイニングでの起用も想定される。

開幕から楽しませてくれるBIGBOSS劇場、その幕開けを白星で飾ることができるか。

ソフトバンクはエース千賀滉大が3年ぶり3度目の大役

一方のソフトバンクはエースの千賀滉大が開幕投手に指名された。2020、21年はコンディション不良で調整が遅れていたが、今年はキャンプ初日から順調にメニューをこなし、満を持して3年ぶり3度目の大役を務める。

オープン戦では、3試合に先発、計14イニングを投げて防御率3.86、奪三振率8.36の成績。最終登板となった18日の広島戦では、7回90球6安打8三振1失点。ストレートは最速158キロをマークするなど、開幕へ向けて順調な調整ぶりを示した。

昨季は日本ハムとの対戦は4月6日の1試合のみ。千賀にとっては初先発のマウンドだったが、6回1死の場面で渡邉諒が放った打球の直撃を避ける際に左足首を負傷。長期離脱を余儀なくされた。

奇しくも今季初先発の相手も日本ハムとなった。昨年の因縁を絶ち切るとともに、8年ぶりのBクラスからの巻き返しへ、エースが先陣を切る。

パ・リーグのその他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
楽天・則本昂大-ロッテ・石川歩(楽天生命パーク)
西武・髙橋光成-オリックス・山本由伸(ベルーナドーム)

【関連記事】
プロ野球AI勝敗予想
【セ・リーグ予告先発】阪神・藤浪晋太郎が今季占う開幕戦!ヤクルト抑えて波に乗るか
プロ野球セ・パ両リーグ優勝回数ランキング、最多は巨人、最少は?