退団前と同じ背番号26で再出発
昨年8月にソフトバンクを退団したコリン・レイ投手(31)が11日、オンラインで実施された再入団会見に出席した。
メジャー通算8勝の長身右腕レイは昨年新加入し、コロナ過で来日が遅れたものの7月12日の楽天戦で完封勝利を挙げるなど6試合で3勝1敗、防御率2.03をマーク。しかし、東京五輪期間中に帰国した夫人が出産したため離れられないという理由で8月に退団していた。
帰国後はブルワーズ入りしたがオフにFAとなり、ソフトバンクと再契約。背番号は同じ26に決まり、福岡で再出発する。
「戻ってこれて嬉しい。福岡の街が好きだし、家族で戻れたのは大きいよ。チームに感謝したい」と心境を吐露。ソフトバンク復帰については「(他球団の選択肢は)全くなかった。簡単な決断だった」と迷いなく決めたことを明かした。
その理由のひとつとして「みんな笑顔で接して、尊敬してくれているのを感じる。居心地がいい」と気さくなチームメイトの存在を挙げる。
さらに、昨年の在籍中に教わった体の使い方で肩や肘への負担が減ったことも大きいという。「アメリカに帰っても続けた。自分に合っている。野球人生で一番いいオフを過ごせたよ」と打ち明ける。今後の登板予定は未定だが、すでにブルペンで75球程度を投げており、シーズンに向けて順調のようだ。
昨季4位からの巻き返しを期すソフトバンクにとっても、実績のある右腕の復帰は心強いだろう。「昨年は甲斐捕手がいいところを引き出してくれた。いい成績を残せた要因だった」と女房役への感謝も忘れないレイ。「目標は長いイニングを投げること。去年、悔しい思いしているので日本一に貢献できる活躍をしたい」と意欲をにじませた。
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