期待のドラフト上位3選手
西武の全体会議が21日に行われ、辻発彦監督やコーチ陣、渡辺久信GM、奥村剛球団社長らが出席した。
昨季は42年ぶり最下位に沈んだだけに、現場とフロントが一体となって優勝を目指すための方向性を確認。春季キャンプのA班(一軍=宮崎・南郷)とB班(二軍=高知・春野)の振り分けについても話し合われ、おおまかなメンバーが決まった。
昨秋ドラフトで4球団競合した隅田知一郎(西日本工業大)、同2位・佐藤隼輔(筑波大)、同3位・古賀悠斗(中央大)のルーキー3人はA班入りが決定。隅田と佐藤はチームに不足している左腕として即戦力の期待がかかる。
辻監督は「力のある投手2人なので飛ばしすぎないといいが、競争してほしい」とケガが心配な様子。隅田は1年目から2桁勝利を目標に掲げ、佐藤は隅田に対してライバル意識を隠そうとしない。力のある新人左腕2人が切磋琢磨すれば、他の投手にも好影響を及ぼすだろう。3選手のコメントは以下の通り。
隅田知一郎
「戦力としてみていただいているんだなと感じました。開幕一軍というのが今年の目標のひとつなので、まずはキャンプで自分らしさをアピールできるように頑張りたいと思います。新人合同自主トレもあと1週間ですが、もう少し強度を上げた練習をして、2月1日からしっかりついていけるようにやっていきたいと思います」
佐藤隼輔
「開幕一軍を目標にしているので、キャンプがA班というのは嬉しいことであるとともに、ここからもう一回頑張ろうと身が引き締まる思いです。今まで活躍されてきた一軍投手の方々に負けないような力強い球を投げてアピールしていきたいですが、ケガだけはしないように、しっかりケアもしていきたいと思います」
古賀悠斗
「率直に嬉しいです。入団会見で『一年目から勝負』と書きましたが、まさにその勝負の場がA班のキャンプだと思うので、全力でアピールしたいと思います。また捕手陣は元気がいいと聞いているので、新人らしくフレッシュに声出しも頑張りたいです。これまで一軍の投手の方とはお話が出来ていないので、しっかりコミュニケーションをとっていきたいですし、僕のセールスポイントである肩もアピールできればと思います。まずは気後れしないように、2月1日からA班でやるんだという強い気持ちを持って、残りの新人合同自主トレを頑張っていきたいと思います」