2012年に自己最多11勝マークし、カムバック賞を獲得
大竹寛はプロ4年目の2005年から先発ローテーションに定着。以降は5年連続で規定投球回に到達するなど、広島の先発陣を支えた。10、11年は故障により登板数が激減したが、12年に自己最多の11勝をマークするなど復活を果たし、カムバック賞を獲得。14年にFAで巨人に移籍し、ここ数年はリリーフとして貴重な働きを見せた。
今季は開幕を一軍で迎えるも、シーズン途中に膝痛を発症。復帰を目指してリハビリを続けたが、患部の状態が上がらず、現役引退を決断した。
リリーフに専念した2019年からは、伝家の宝刀であるシュートを武器にチームのリーグ2連覇に貢献。引退試合でも全球シュートを投じて内野ゴロに打ち取るなど、最後まで自身のピッチングスタイルを貫いた。