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ファーム打撃2冠の西武・渡部健人「中村さんのようなイメージ」新フォームで来季一軍へ殴り込み

2021 12/15 18:35SPAIA編集部
西武の渡部健人,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

ファームで本塁打王と打点王獲得も一軍の壁破れず

「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日に行われ、イースタン・リーグの優秀選手賞を受賞した西武の渡部健人内野手が表彰式終了後、オンライン取材に応じた。

1年目の今季はイースタン・リーグで90試合に出場して、打率.228、19本塁打、64打点をマーク。本塁打と打点の2冠に輝いたが、本人は「あくまでもファームなんで。一軍で数字を残したいのが今の思いです」と満足はしていない様子。それでも「自分の持ち味が長打力だったんで、そういったタイトルを取れたのはよかった」と振り返った。

ドラフト1位指名での入団ということもあり、即戦力の期待もかかったが、一軍では6試合出場、打率.063、1本塁打、2打点の成績に終わった。「ピッチャーの球威とかが(ファームの投手と)全然違うので、まだまだ力が足りないなと。真っすぐを張っていて、それを仕留めきれなかった」と課題の残るシーズンとなった。

ただ、秋季キャンプでは、「打撃フォームを変えていい感触があったので、それを続けていけば真っすぐも弾けるんじゃないかな」と、その課題解消への足がかりをつかんでいた。具体的な変更点については「フォーム的には中村(剛也)さんのようなイメージで、自分の場合は上(半身)を柔らかく使うイメージでやっています」と、6度の本塁打王に輝いた大先輩のフォームからヒントを得たようだ。

一軍の壁にぶつかりプロの厳しさを味わった22歳は、来季に向けて「まずはキャンプ1軍スタート、アピールして開幕一軍目指して。チームの戦力になれるように頑張りたい」と飛躍を誓った。

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