奥川に続き若手左腕で連勝なるか
昨日から始まったヤクルト(リーグ1位)と巨人(同3位)のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦(神宮)は、ヤクルトが4-0で先勝。先発の奥川恭伸がわずか98球、無四球でCS史上最年少での完封勝利を飾った。これでチームは1勝のアドバンテージを加えて2勝とし、日本シリーズ進出に大きく前進した。
今日2戦目の先発は高橋奎二。今季飛躍を遂げた24歳のサウスポーは平均147.3キロの速球を軸に、チェンジアップ、スライダーで空振りを奪うのが持ち味だ。
今季は14試合に登板(先発は13試合)して4勝1敗、防御率2.87の好成績を残し、この大一番のマウンドを任されるまでに成長。ただ、シーズン最終登板となった1日の広島戦では、4回83球5安打5失点とピリッとしない投球だった。
巨人戦には今季3試合先発して0勝1敗、防御率4.24と苦戦。だが、9月1日の菅野智之との対決では黒星を喫したものの、7回2失点の力投を見せている。巨人打線の中では、坂本勇人に.333(6打数2安打1本塁打)丸佳浩に.400(5打数2安打2本塁打)と相性が悪かった。この中軸2人をいかに抑えるかが、好投のカギを握りそうだ。
本拠地・神宮では4試合に先発して防御率2.74と相性の良さを見せている。今宵も大勢のファンの“声燕”を背に、持ち前のパワフルな投球で巨人打線をねじ伏せたい。