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【月間MVP】セは伊藤将司と牧秀悟、パは山本由伸が4連続、近藤健介は初受賞

2021 11/9 13:25SPAIA編集部
オリックス・山本由伸,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

史上初のルーキーが投打ダブル受賞

プロ野球の10、11月度「大樹生命月間MVP賞」が発表され、セ・リーグは伊藤将司(阪神)と牧秀悟(DeNA)、パ・リーグは山本由伸(オリックス)と近藤健介(日本ハム)が受賞した。

伊藤は先発で4試合に登板して3勝。10月13日の巨人戦では3番手として登板し初ホールドも挙げるなど、計5試合で防御率0.98をマークした。阪神の新人左腕では1967年の江夏豊氏以来2人目となる2桁勝利。阪神の投手部門での受賞は2021年6月度の青柳晃洋以来、阪神のルーキーの受賞は2021年5月度の佐藤輝明以来となった。

牧は全19試合に出場し、リーグトップとなる打率.452、33安打、11二塁打を記録。10月23日の中日戦3打席目から5打席連続二塁打を放ちNPB記録を更新すると、10月26日に今季35本目の二塁打を放ち、1958年の巨人・長嶋茂雄氏が持つセ・リーグ新人最多二塁打記録(34本)を塗り替えた。

DeNAの打者部門での受賞は2021年6月度のオースティン以来で、DeNAのルーキーの受賞は2003年9月度の村田修一氏以来。ルーキーが投打両部門で月間MVPをダブル受賞するのは史上初となった。

山本由伸は田中将大以来リーグ2度目の快挙

山本は4試合に先発登板してリーグトップタイの3勝。リーグトップの32奪三振、リーグ2位の防御率0.84の成績を残した。チーム最終戦の25日・楽天戦では今季4度目の完封勝利を挙げ、球団新記録の15連勝をマーク。チームを25年ぶり優勝へ導く大きな原動力となった。

山本は2021年6月度、7、8月度、9月度に続き4連続の月間MVP。4連続受賞は2013年8月度の田中将大(楽天、この年5カ月連続受賞)以来パ・リーグで2度目の快挙だ。

近藤は10月度23試合に先発出場し、リーグトップの27安打、9二塁打、44塁打、出塁率.422をマーク。打率.351はリーグ2位の好成績を残した。10月1日の西武戦から11試合連続安打をマークし、自身初の2桁本塁打にも到達。月間MVPもプロ10年目で嬉しい初受賞となった。

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