史上初のルーキーが投打ダブル受賞
プロ野球の10、11月度「大樹生命月間MVP賞」が発表され、セ・リーグは伊藤将司(阪神)と牧秀悟(DeNA)、パ・リーグは山本由伸(オリックス)と近藤健介(日本ハム)が受賞した。
伊藤は先発で4試合に登板して3勝。10月13日の巨人戦では3番手として登板し初ホールドも挙げるなど、計5試合で防御率0.98をマークした。阪神の新人左腕では1967年の江夏豊氏以来2人目となる2桁勝利。阪神の投手部門での受賞は2021年6月度の青柳晃洋以来、阪神のルーキーの受賞は2021年5月度の佐藤輝明以来となった。
牧は全19試合に出場し、リーグトップとなる打率.452、33安打、11二塁打を記録。10月23日の中日戦3打席目から5打席連続二塁打を放ちNPB記録を更新すると、10月26日に今季35本目の二塁打を放ち、1958年の巨人・長嶋茂雄氏が持つセ・リーグ新人最多二塁打記録(34本)を塗り替えた。
DeNAの打者部門での受賞は2021年6月度のオースティン以来で、DeNAのルーキーの受賞は2003年9月度の村田修一氏以来。ルーキーが投打両部門で月間MVPをダブル受賞するのは史上初となった。