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12部門中7部門でタイトル獲得したオリックスは「黄金時代」到来か

2021 11/7 06:00SPAIA編集部
オリックスの吉田正尚と杉本裕太郎,ⒸSPAIA
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山本由伸が4冠、吉田正尚は首位打者と最高出塁率、杉本裕太郎は本塁打王

プロ野球はレギュラーシーズン全日程が終了し、各タイトルが確定した。パ・リーグを制したオリックス勢は個人タイトルでも名を連ねた。

投手では山本由伸が最多勝(18勝)、最優秀防御率(1.39)、最多奪三振(206)、最高勝率(.783)と4冠。野手では吉田正尚が首位打者(打率.339)と最高出塁率(.429)、杉本裕太郎が本塁打王(32本)に輝いた。

獲れなかったのは投手では最多セーブ、最優秀中継ぎ投手賞の2つ、野手では打点王、最多安打、盗塁王の3つだけ。実に投打合わせて12部門中7部門をオリックス勢が占めたのだ。優勝するのも当然のように思える成績だろう。

本塁打王も首位打者も球団6人目

オリックスで本塁打王に輝いた打者は、前身の阪急時代を含めても意外に少ない。1950年の2リーグ分立以降、杉本は6人目だ。

オリックスの歴代本塁打王


中田昌宏は1961年に29本でタイトルを獲得。通算338本塁打の長池徳二は1969年、1972年、1973年の3度キングに輝いた。

ブーマーは1984年に37本塁打、130打点、打率.355で三冠王。ニールは1996年に32本でタイトル獲得し、T-岡田は2010年に33本塁打を放った。

奇しくも首位打者も吉田正尚で6人目だ。

オリックスの歴代首位打者


レインズは1954年に打率.337をマーク。加藤秀司は1973年、1979年にタイトル獲得し、ブーマーは三冠王に輝いた1984年だけでなく1989年にも首位打者のタイトルを獲っている。

イチローは1994年から7年連続。糸井嘉男は2014年に打率.331をマークした。人数は本塁打王と同じ6人だが、イチローを筆頭に複数回獲得している選手が多い。

タイトル占めた年はチームも軒並み好成績

この2つのタイトルを同時にオリックス勢が獲得したのは、1973年、1984年、1996年、2021年の4度。西本幸雄監督のラストイヤーだった1973年は2位だったが、2年後の1975年からリーグ4連覇、上田利治監督が率いた1984年は優勝、仰木彬監督だった1996年はリーグ連覇し、日本一となっている。

ちなみに投手部門を見ると、1973年は米田哲也が最優秀防御率、1984年は今井雄太郎が最多勝と最優秀防御率の2冠、1996年は星野伸之が最高勝率に輝いている。当然と言えば当然だが、かつて多くの選手がタイトルを獲得した年は、チームとしても好成績を収めてきた。

そして今年、25年ぶりにペナントレースを制したオリックス。杉本は30歳、吉田は28歳、山本はまだ23歳だ。強い阪急、強いオリックスは21世紀に入ってから過去の遺物のように扱われてきたが、今年のタイトルラッシュは「黄金時代」の再来を予感させる。

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