「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

阪神逆王手へG戦防御率2.25の青柳晃洋が先発 巨人は5戦無敗の虎キラー・髙橋優貴で連勝狙う

2021 11/7 11:00SPAIA編集部
阪神・青柳晃洋と巨人・髙橋優貴,ⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

エース青柳で逆王手へ

阪神・青柳晃洋と巨人・髙橋優貴のインフォグラフィック


セ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ初戦は、巨人がエース菅野智之の7回無失点の力投もあり、4-0で勝利を手にした。初戦を落とし後がなくなった阪神は、今日エース青柳晃洋を先発マウンドに送る。

6年目右腕は今季25試合に先発して13勝6敗、防御率2.48とキャリアハイの好成績で、最多勝と最高勝率の2冠に輝いた。

巨人戦でも今季3試合に先発して2勝1敗、防御率2.25、3試合ともQS(6回以上自責点3以下)を記録するなど相性は良い。巨人打線の中では、岡本和真に.571(7打数4安打2本塁打)と苦手としていたが、初戦は登録メンバーから外れていた。今日も不在となれば、青柳にとっては朗報だろう。ただ、ウィーラーにも.500(4打数2安打)と打たれている。昨日2安打3打点の大活躍と勢いに乗っているだけに要注意だ。

今季は巨人といずれも東京ドームで対戦しており、甲子園で戦うのは今日が初めてとなる。聖地のファンの前でも好投を披露し、明日へ望みをつなぎたい。

虎キラー・髙橋優貴でファイナル進出決める

一方、巨人の先発は髙橋優貴。今季は26試合に先発して11勝6敗、防御率3.39と、こちらもキャリアハイの成績を残した。ただ、10月は4試合に登板(先発は3試合)して0勝3敗、防御率10.00。1試合も5回を投げ切ることができず、調子を落としてシーズンを終えたのは不安材料だろう。

阪神相手には今季5試合に先発して4勝0敗、防御率1.45と完璧な投球を見せている。甲子園でも4試合で3勝0敗、防御率0.72と相性は抜群だ。打者別で見ても、中野拓夢(打率.300、10打数3安打)と梅野隆太郎(同.375、8打数3安打1本塁打)に打たれている以外は、軒並み抑えている。

昨日は、先発・菅野智之の7回無失点の好投含め、4投手の継投で完封に成功した。今日も虎キラー・髙橋優貴で阪神打線を封じ、一気にファイナル進出を決めたいところだ。

パ・リーグCSファーストステージの予告先発は以下の通り。

ロッテ・小島和哉-楽天・岸孝之(ZOZOマリン)

【関連記事】
プロ野球AI勝敗予想
レギュラー野手の勲章「規定打席」歴代最多と現役最多ランキング
BB/Kから見えてくる打者の「進化の道筋」対照的な阪神マルテと佐藤輝明