「当然次は日本一、期待しています」
オリックスが25年ぶりのリーグ優勝を決め、前回1996年優勝時の主力だったイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が祝福のコメントを寄せた。
「オリックス・バファローズの皆様、リーグ優勝おめでとうございます。95年の阪神淡路大震災を経験し、「がんばろう KOBE」のもと、ファンの皆さんと気持ちをひとつに闘い優勝したことは、今も私の心に刻まれています。
あれから長い年月を経て、当時オリックスの先輩だった中嶋選手が監督として、そして当時まだ生まれていなかった選手たちも一緒に、25年ぶりにチームをリーグ優勝に導いたことは大変感慨深いです。
今日の優勝は、あの忘れられない日々を共にしたファンの方々にとっても、当時を知らないファンの方々にとっても、熱い気持ちを呼び起こしてくれたのではないでしょうか。当然次は日本一、期待しています」
イチロー氏はオリックス入団3年目の1994年に当時NPB新記録の210安打をマーク。阪神・淡路大震災の起きた1995年には179安打、打率.342、出塁率.432、80打点、49盗塁でタイトルを獲得し、リーグ優勝に大きく貢献した。
日本シリーズではヤクルトに敗れたが、1996年もリーグ連覇し、日本シリーズでも巨人を破って日本一に輝いている。
宮内義彦オーナーも感激
また、たびたび球場に足を運び、球団経営に情熱を注いできた宮内義彦オーナーも以下のコメントを発表している。
「コロナ禍の中、オリックス・バファローズに温かい声援をお送りくださったファンの皆さまに、心より厚くお礼申し上げます。2年連続最下位の悔しさを胸に刻んだチームは、挑戦者として最後まで諦めずに立派に戦い抜いてくれました。そして、ついに勝ち取った25年ぶりのパシフィック・リーグ優勝の喜びを、ファンの皆さまと共有できることを何よりうれしく思います。
このチームは発展途上、まだまだ強くなるチームです。このあとに待つCS、日本シリーズでもさらに成長した戦いを見せてくれるものと確信しております。もちろん、目指すは日本一です。引き続き温かいご声援を賜りますようお願い申し上げます」
クロスホテルなど14施設で記念イベント
また、オリックスの優勝を記念して、ORIX HOTELS & RESORTSの旅館、ホテルなど14施設(クロスホテル札幌、京都、大阪、ホテルユニバーサルポートなど)で28日15時から30日まで祝い酒が振る舞われ、各施設のレストランなどで生ビール1杯無料のサービスが実施される。
さらに31日から日本シリーズ終了まで「牛が勝つ」との願いを込めて、「牛カツメニュー」を各施設の朝食時などに提供。グループを挙げて日本一への気運を盛り上げていく。詳しくはオリックス・ホテルマネジメント公式HP(https://www.orix-realestate.co.jp/hotelmanagement/)へ。
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