ロッテ中村奨吾は4安打4四球で貢献
先週のパ・リーグはロッテが3勝1敗、オリックスが2勝1敗と互いに譲らず、セ・リーグと同じく激しいデッドヒートが続いている。オリックスは今日25日が最終戦。あとはロッテの結果待ちとなる。
SPAIAでは10月18日から24日まで各球団のwRAAトップ選手を集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を紹介する。
wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。
ロッテは中村奨吾がwRAA 2.5でトップだった。13打数4安打で打率.308、4四球を選んでチームに貢献した。マーティン、レアードの3、4番の前で出塁する中村の存在は頼もしい限りだ。
浅村は打率.421、3本塁打
オリックスはT-岡田がwRAA 1.1でチームトップ。3試合で11打数3安打1本塁打。19日の楽天戦では早川隆久から17号ソロを放つなど4打数2安打で勝利に貢献した。
パ・リーグで最も貢献度が高かったのは、wRAA5.3の楽天・浅村栄斗だった。19打数8安打で打率.421、3本塁打、7打点の大暴れ。23日のソフトバンク戦では17号3ランを含む4打数2安打4打点で勝利に貢献。クライマックスシリーズでも活躍が期待される。
2勝1敗1分けだったソフトバンクは甲斐拓也がwRAA 2.6でチームトップだった。7打数2安打1本塁打2打点。四球も2つ選んだ。攻守で頼れる甲斐は来季も欠かせない存在だ。
ロッテ中村奨吾は4安打4四球で貢献
1勝3敗だった西武は、山川穂高がwRAA 4.6でチームトップだった。12打数6安打、3本塁打、4打点をマーク。10月は月間打率.322、6本塁打と好調だ。
日本ハムは野村佑希がwRAA 2.7でチームトップだった。20打数8安打で打率4割、2本塁打、7打点と絶好調。花咲徳栄高から入団3年目の21歳は来季楽しみな存在だ。
パ・リーグは30日のロッテ―日本ハムが最後の試合。優勝争いとともに、各選手のラストスパートも注目される。
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