今季最終戦で投手4冠かかる山本
25年ぶりの優勝を狙うオリックスは、今季最終戦となる25日楽天戦(楽天生命パーク)の先発マウンドに中8日のエース山本由伸を送る。
前日24日にロッテが勝ったためゲーム差なしの2位に転落。ロッテは優勝マジックを3に減らした。オリックスに自力優勝の可能性はないが、楽天に勝てば、今日を含めて4試合を残すロッテに大きなプレッシャーをかけることができる。絶対に負けられない一戦だ。
そんな試合を任せられるのは山本以外にいないだろう。今季は25試合に登板して17勝5敗、防御率1.46。勝利数、防御率、奪三振、勝率の投手タイトル4部門全てでリーグトップに立っている。
ストライクゾーンを9分割したSPAIAのデータでは、右打者、左打者ともに最も多いのが外角低め。しかも右打者には被打率.088、左打者には.089とほとんど打たれていない。楽天戦は3試合に登板して2勝0敗、防御率1.17と安定した成績を残しており、今まで通りの投球をすれば大崩れはないだろう。
勝てば阪急時代に米田哲也がマークした球団記録を塗り替える球団新の15連勝。エースらしい投球で有終の美を飾り、投手4冠を確定させたい。