レオキラーの本領発揮なるか
25年ぶりのリーグ優勝を目指すオリックスは、昨日3位・楽天を本拠地に迎えた一戦で、終盤に救援陣がつかまり痛恨の逆転負けを喫した。これで、試合のなかった2位・ロッテのマジックは「5」となった。
残り2戦、もう1つも落とせないオリックスは今日の本拠地最終戦、2年目の宮城大弥が先発する。今季は22試合に先発して12勝4敗、防御率2.55の好成績。ただ、9月は防御率5.63、10月も3.75、QS(6回以上自責点3以下)もここ5試合で1日ソフトバンク戦の1度だけと、さすがに疲れが見えてきている。
前回登板した14日のロッテ戦では、同じ高卒2年目の佐々木朗希と初めて対決したが、5回100球8安打5失点で降板。天王山で痛い黒星を喫した。今回はそこから中6日での登板となる。
西武戦は今季5試合に登板して5勝0敗、防御率1.34、4度のQSと相性は抜群だ。気を付けたいのが山川穂高。昨夜2戦連続の23号本塁打を放つなど、直近5試合の打率が.412と絶好調。対戦成績も.300(10打数3安打)と西武打線の中では捉えられている。
今日もレオキラーぶりを発揮してチームに勝利をもたらすことができるか注目だ。
初の規定投球回に達した今井
一方、西武の先発は今井達也。今季は24試合に先発して8勝7敗、防御率3.37。前回登板した15日の楽天戦では、9回127球4安打1失点。今季2度目の完投勝利を挙げた。5年目にして自身初の規定投球回に達するなど、飛躍を遂げている。
オリックス戦には今季7試合に登板して2勝4敗と黒星が先行しているが、9月11日に今季唯一の完封勝利を挙げており、防御率も3.08と決して相性は悪くない。オリックス打線の中では、宗佑磨に.353(17打数6安打)・1本塁打、T-岡田に.400(15打数6安打)と打たれており、この2人は要注意だ。
宮城とは今季2度目の対決となる。前回は8回6安打2失点の好投を見せるも、打線の援護なく無念の完投負け。今回はその雪辱を期すマウンドとなる。
最下位の日本ハムとは0.5ゲーム差と、42年ぶりの最下位も現実味を帯びている。汚名を避けるためにも、今日も全力で腕を振り、チームの勝利に貢献したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・小川泰弘-広島・大瀬良大地(神宮)
阪神・髙橋遥人-中日・柳裕也(甲子園)
【パ・リーグ】
ソフトバンク・マルティネス-日本ハム・伊藤大海(PayPayドーム)
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