「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

優勝王手へヤクルトは虎戦防御率1.99の奥川恭伸が先陣 阪神先発はセトップ13勝目狙う青柳晃洋

2021 10/19 11:00SPAIA編集部
阪神・青柳晃洋とヤクルト・奥川恭伸,ⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

9試合連続QS中の奥川

阪神・青柳晃洋とヤクルト・奥川恭伸インフォグラフィック


M4といよいよ6年ぶりのリーグ優勝目前のヤクルトは、今日から敵地・甲子園に乗り込み、2位・阪神との最後の直接対決2連戦を戦う。

今日勝てば優勝へ王手となるヤクルトの先発は奥川恭伸。今季は16試合に先発して9勝(3敗)を挙げ、二桁勝利まであと1勝に迫っている。

今季、阪神戦には5試合登板して2勝1敗、防御率1.99で、QS(6回以上自責点3以下)を4度記録するなど相性は抜群。特に、甲子園では2試合に先発して合計14回で1失点、防御率0.64と圧倒している。

前回対戦した10月8日の一戦(神宮)では、6.2回91球4安打1失点の好投。これで自身9試合連続QSを達成するとともに、127試合目にして待望の優勝マジック11を点灯させた。

阪神打線を得意とする奥川だが、糸原健斗に.385(13打数5安打)、梅野隆太郎に.300(10打数3安打)と、この2人には比較的打たれており要注意だ。

チームは2015年以来6年ぶりの歓喜が目前に迫ってきた。この2連戦に連勝すれば優勝が決まる。高卒2年目右腕の快投で王手をかけることができるか注目だ。

大逆転優勝へ勝ち頭・青柳が先発

一方、阪神の先発は青柳晃洋。今季は23試合に先発してリーグトップタイの12勝(5敗)を挙げ、防御率もリーグ2位の2.63と大車輪の活躍を見せている。前回登板した12日の巨人戦では、7回109球を投げ、6安打1失点。今季11度目のHQS(7回以上自責点2以下)を記録し、C.C.メルセデスとの投げ合いを制した。

今季ヤクルト戦では、6試合に登板して3勝1敗、防御率3.19とまずまずの成績。ただ、後半戦は2度対戦して、8安打5失点、6安打2失点といずれもツバメ打線を封じ切れず、5回で降板している。

打者別では、村上宗隆に.615(13打数8安打)・3本塁打、中村悠平に.556(9打数5安打)、サンタナに.500(10打数5安打)・1本塁打と打ち込まれている。この3人をいかに抑えるかが好投のカギを握りそうだ。

奇跡の逆転優勝へこの2連戦は1つも星を落とすわけにはいかない。まずは今年の勝ち頭で初戦を取りたい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・今永昇太-巨人・C.C.メルセデス(横浜)

【パ・リーグ】
西武・松坂大輔-日本ハム・生田目翼(メットライフドーム)
オリックス・田嶋大樹-楽天・早川隆久(京セラドーム大阪)
ソフトバンク・千賀滉大-ロッテ・小島和哉(PayPayドーム)

【関連記事】
プロ野球AI勝敗予想
「マダックス」は技巧派投手の勲章、さらに難易度高い「100球未満の完投」
1992年ヤクルトに流れを引き寄せた荒木大輔、今年の阪神では?