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先週のセ・リーグ球団別野手MVPは?広島・鈴木誠也が12球団一の貢献度

2021 10/18 17:00SPAIA編集部
セ・リーグ週間MVPインフォグラフィック,ⒸSPAIA
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ヤクルト・サンタナはwRAA7.5

プロ野球もいよいよ大詰めだ。先週のセ・リーグはヤクルトが優勝マジックを4に減らし、カウントダウンに入っている。

SPAIAでは10月12日から17日まで各球団のwRAAトップ選手を集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

セ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


先週3勝2敗1分けだったヤクルトは、サンタナがwRAA7.5でチームトップ。12球団でも2番目に高い数値だった。20打数10安打の打率5割、4本塁打、6打点の大爆発。特に15日の巨人戦では4打数4安打2本塁打でチームの勝利に貢献した。

阪神・近本光司は最多安打のタイトル当確

2勝1敗1分けだった阪神は、近本光司がwRAA2.8でチームトップ。18打数10安打で打率.556をマークした。シングルヒットが多いためwRAAは高くないが、打率だけで見ればサンタナを上回っており、リードオフマンとして十分な役割を果たしている。

17日現在で177安打、2位のDeNA・佐野恵太に19本差をつけており最多安打のタイトルはほぼ手中。盗塁(24個)と打率(.318)もリーグ2位だけにラストスパートが期待される。

10連敗中の巨人はとうとう借金生活に突入。優勝争いどころか、4位・広島に迫られ、クライマックスシリーズ進出さえ危ぶまれる状況となってきた。

その中で気を吐いたのはウィーラー。先週のwRAA2.5でチームトップだった。16打数6安打で打率.375、1本塁打、3打点。チームの勝利につながらないのが悲しいところだ。

オフの去就に注目のDeNA宮﨑敏郎は打率.625

先週は4勝1敗で3位・巨人を猛追している広島。その中でも主砲・鈴木誠也の活躍は目覚ましい。wRAAは12球団トップの8.0。19打数9安打で打率.474、5本塁打、7打点と大暴れだった。リーグトップの打率.325をマークしており、首位打者のタイトルへばく進中。本塁打(38本)もトップの巨人・岡本和真とヤクルト・村上宗隆に1差に迫っており、2冠も視界に捉えている。

中日は高橋周平がwRAA1.2でチームトップ。15打数5安打で打率.333をマークした。チームの次期監督問題ばかり話題になっているが、そんな状況でもきっちり仕事をするあたりはさすがと言える。

DeNAは先週1勝3敗と元気がなかったが、宮﨑敏郎はチームトップのwRAA3.6と好調だ。16打数10安打で打率.625、3打点。今年6月に国内FA権を取得し、オフの去就が注目される。

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