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「M7」のヤクルトは後半戦好調の高梨裕稔が先発 8連敗中の巨人は戸郷翔征に連敗ストップ託す

2021 10/15 11:00SPAIA編集部
ヤクルト高梨裕稔と巨人・戸郷翔征のインフォグラフィック,ⒸSPAIA
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後半戦好投続く高梨

ヤクルト高梨裕稔と巨人・戸郷翔征のインフォグラフィック


セ・リーグ首位のヤクルトは、敵地ナゴヤドームでの中日3連戦を1勝1敗1分けで乗り切り、優勝へのマジックナンバーを順調に減らして「7」とした。

さらなるマジック減を狙うツバメ軍団の今日の先発は高梨裕稔。今季は10試合に先発して4勝1敗、防御率3.57。後半戦はファームでの調整が続いていたが、9月24日の中日戦に先発すると、7回5安打無失点の好投で、一軍では約5か月ぶりとなる白星を手にした。

さらに、前回登板した2日の広島戦では、7.1回110球8安打7奪三振4失点と粘投。打線の援護もあり、後半戦2連勝となった。そこから中12日と、休養十分で今日の登板に臨む。

巨人戦は今季初先発。昨年は5試合に先発して1勝2敗、防御率6.29と分が悪かった。特に、坂本勇人(.455)と丸佳浩(.538、2本塁打)の中軸2人には打ち込まれていただけに、今日は細心の投球を心がけたい。

連敗ストップへ戸郷が先発

一方、巨人の先発は戸郷翔征。今季は24試合に先発して9勝7敗、防御率3.91とまずまずの成績だが、後半戦は10試合に先発して、わずか1勝にとどまっている。

前回登板した9日の広島戦では序盤から失点を重ね、3.0回82球5安打4失点でKO。打線も相手先発・高橋昂也の前に沈黙し、7敗目を喫した。これで9月22日の広島戦で2ケタ勝利にリーチをかけてから、3度足踏みが続いている。

ヤクルト相手にはここまで2試合に先発して1勝0敗、防御率2.45、2試合ともQS(6回以上自責点3以下)を記録するなど好相性だ。ただ、村上宗隆には.600(5打数3安打)、1本塁打と打たれている。主砲の前にランナーを溜めないように注意したい。

チームは現在、引き分けを挟んで8連敗中。10月に入って、2勝8敗2分けで一気に優勝戦線から脱落してしまった。連敗ストップ、そして自身初の10勝目を目指して、気迫のこもったピッチングを披露したい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
日本ハム・立野和明-オリックス・山﨑颯一郎(札幌ドーム)
楽天・瀧中瞭太-西武・今井達也(楽天生命パーク)
ロッテ・岩下大輝-ソフトバンク・笠谷俊介(ZOZOマリン)

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