菅野は5試合連続QSを継続中
今季最後の巨人-阪神3連戦(東京ドーム)の2戦目は巨人が菅野智之を中5日で先発マウンドに送る。今季は17試合に登板して5勝7敗、防御率3.30。昨季、最多勝、最高勝率の2冠に輝いたエースらしからぬシーズンとなっている。
ただ、勝利数は伸びていないが、9月12日の広島戦から5試合連続QS(6回以上自責点3以下)を継続中。前回10月7日のヤクルト戦は6回無安打無失点ながら7回の投球練習中に右手親指がつって突然降板したものの、中5日で登板することから心配はなさそうだ。
阪神戦は2試合に登板して1勝1敗、防御率2.51。9月19日は7回1失点で勝ち投手、同25日は7.1回3失点で負け投手となったが、苦手意識はないだろう。
11日には海外FA権を取得。昨オフにポスティングシステムを申請しながらメジャー移籍を断念した経緯があるだけに、今オフの動向が改めて注目される。チームもクライマックスシリーズを見据えて重要な戦いとなるが、メジャー挑戦するなら自分の商品価値を上げるためにも今日の投球は極めて重要になる。
西は巨人戦7試合目の登板
一方、阪神は西勇輝が先発する。今季は23試合に登板して6勝9敗、防御率3.68。巨人戦は6試合に登板して3勝1敗、防御率3.89の成績を残しており、今日が7試合目となる。
スライダーやシュートをコーナーに散らせて的を絞らせない投球が持ち味。9月10日の広島戦で通算100勝を挙げたが、昨季まで3年連続でマークした2桁勝利も途切れ、今季の成績には納得していないだろう。意地の好投で存在感を示したい。
チームは首位ヤクルトと激しい優勝争いを繰り広げている。19、20日のヤクルトとの最後の直接対決で可能性を残しておくためにも今日は負けられない一戦だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・山井大介-ヤクルト・サイスニード(バンテリンドーム)
広島・床田寛樹-DeNA・大貫晋一(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・R.アーリン-西武・髙橋光成(札幌ドーム)
楽天・早川隆久-ソフトバンク・N.マルティネス(楽天生命パーク)
オリックス・山﨑福也-ロッテ・石川歩(京セラドーム大阪)
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