対鷹戦3完封と好相性の山本
25年ぶりのリーグ優勝を狙う首位オリックスは、今日から敵地PayPayドームに乗り込んでソフトバンクとの2連戦。試合のなかった昨日に2位ロッテが敗れ、ゲーム差は2に広がった。早ければ12日にも優勝マジックが点灯する。
今日の先発は山本由伸。今季は23試合に先発して16勝5敗、防御率1.42、182奪三振と投手3冠をほぼ手中に収める圧巻の成績。現在13連勝中で、5月28日のヤクルト戦以来、負けが付いていない。月間MVPを6月、7・8月、9月と3期連続で獲得するなど絶好調だ。
ソフトバンク戦にはここまで6試合先発して5勝1敗、防御率0.76、5度のQS(6回以上自責点3以下)と鷹打線を圧倒。特に、柳田悠岐を.059(17打数1安打)、6三振と完璧に封じ込めている。
前回対戦した2日の登板でも9回115球2安打無失点の快投で、今季3度目の完封勝利を飾った。前回同様スコアボードにゼロを並べ、阪急時代に米田哲也氏がマークした球団の最多連勝記録に並ぶことができるか注目だ。
中12日で笠谷が先発
一方、ソフトバンクの先発は笠谷俊介。今季は13試合に登板(先発は9試合)して2勝3敗、防御率4.95ながら、10.72と高い奪三振率をマークしている。直近の登板となった9月26日の日本ハム戦では、5回4安打8奪三振1失点と好投した。そこから中12日空けてのマウンドとなる。
オリックス戦には今季3試合に登板(2試合に先発)して1勝1敗、防御率3.65、QSも1度記録するなど好投。ただ、紅林弘太郎に.500(2打数1安打)、杉本裕太郎に.800(5打数4安打)1本塁打と打たれている。このクリーンアップの前にランナーをためないように注意したい。
チームは現在7連敗中で、CS圏内の3位・楽天とは5.5ゲーム差と後がない状況に追い込まれている。3月以来の先発勝利をつかみ、チームの窮地を救うことができるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・高橋奎二-阪神・秋山拓巳(神宮)
DeNA・京山将弥-中日・Y.ロドリゲス(横浜)
広島・高橋昂也-巨人・戸郷翔征(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・バーヘイゲン-ロッテ・本前郁也(札幌ドーム)
西武・浜屋将太-楽天・岸孝之(メットライフドーム)
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