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楽天とソフトバンクの生き残り合戦は田中将大と和田毅の実力者対決

2021 9/20 11:00SPAIA編集部
楽天・田中将大とソフトバンク・和田毅
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ⒸSPAIA

4勝どまりも防御率はリーグ3位の田中

楽天・田中将大とソフトバンク・和田毅インフォグラフィック


開幕前の予想では優勝を争うと見られていた楽天(3位)とソフトバンク(4位)の対決が、パ・リーグのクライマックスシリーズ進出をかけたサバイバルゲームの様相を呈してきた。今日20日(楽天生命パーク)は田中将大と和田毅の実力者2人が先発する。

今季から楽天に復帰した田中は17試合に登板して4勝5敗。勝ち星には恵まれていないが、防御率はリーグ3位の2.82、QS(6回以上自責点3以内)13回と安定感は十分だ。

ストライクゾーンを9分割したSPAIAのデータでは、右打者の40.1%が外角低め。左打者も49.1%が低めに集まっている。パ・リーグ2位の与四球率1.64をマークしている制球力で大崩れはない。多彩な球種の中で最も多投しているスライダーは、被打率.158と優秀な数字を残している。

ソフトバンク戦の登板は7月13日の1試合だけだが、7回1失点で勝ち投手となった。ベテラン和田を向こうに回す老獪な投球で、眼下の敵を蹴落としたい。

ベテランの意地を見せたい和田

一方、借金4となり後のないソフトバンク。和田は今季17試合に登板して5勝6敗、防御率4.38の成績を残している。

楽天戦は3試合に登板して1勝1敗、防御率5.28。6月27日の対戦では浅村栄斗に一発を浴びている。相手先発が田中で味方の大量援護は期待できないため、十分な警戒が必要だろう。

現在日米通算148勝の40歳。松坂大輔が引退を表明し、松坂世代の「ラストサムライ」となるだけにベテランの意地を見せたい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
ヤクルト・石川雅規-広島・森下暢仁(神宮)
DeNA・F.ロメロ-中日・小笠原慎之介(横浜)

【パ・リーグ】
日本ハム・河野竜生-ロッテ・石川歩(札幌ドーム)
オリックス・本田仁海-西武・髙橋光成(京セラドーム大阪)

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