前回は4回6失点の乱調だった高橋
雨天中止で仕切り直しとなった首位・阪神は、前日先発予定だった秋山拓巳ではなく、当初の予定通り髙橋遥人が今日18日の中日戦(甲子園)に先発する。
ケガで出遅れた今季は、夏場から二軍で調整登板を重ねた後、前回9日のヤクルト戦でようやく一軍初先発。しかし、4回9安打6失点と不本意な投球だった。
元々はキレのいいストレートと変化球を低めに集め、大崩れはしないタイプ。現在、先発左腕はルーキーの伊藤将司だけのため、高橋が完全復活すればチームとしても心強い。
優勝争いが佳境を迎え、下位に取りこぼしは許されないだけに、今度こそ今季初勝利を挙げてチームを勢いづけたい。
大野は3試合連続HQSで3連勝中
一方、中日は大野雄大がスライド先発する。今季は18試合に登板して6勝8敗と負け越しているものの、防御率は2.99をマーク。特に最近3試合は全てHQS(7回以上自責点2以下)で3連勝と調子を上げている。
阪神戦は2試合登板で1勝1敗だが、4月27日は8回1失点、6月22日は8回2失点と内容は良い。唯一、本塁打を許している佐藤輝明がいないのも大野にとっては朗報だろう。
昨季、沢村賞に輝いた左腕が本来の実力を発揮すれば、ロースコアの展開に持ち込めるはず。来季以降も見据えて阪神打線に苦手意識を植え付けておきたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・C.C.メルセデスーヤクルト・高橋奎二(東京ドーム)
広島・大瀬良大地-DeNA・京山将弥(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・D.バーヘイゲンーロッテ・岩下大輝(札幌ドーム)
楽天・田中将大-ソフトバンク・石川柊太(楽天生命パーク)
オリックス・山本由伸-西武・今井達也(京セラドーム大阪)
【関連記事】
・プロ野球AI勝敗予想
・阪神首位奪還の陰の立役者・小川一平&岩貞祐太が魅せた「エグい1球」と「猛烈な勝ち運」
・「1位・阪神、2位・巨人」は一度もなし…今季セ・リーグの行方は?