新人王争いのライバルに2戦2勝の宮城
オリックス・宮城大弥が今日14日の楽天戦(楽天生命パーク)に先発する。
大ブレイクとなった2年目の今季はここまで18試合に登板して11勝1敗、防御率2.13。勝利数、防御率ともチームメートの山本由伸に次いでリーグ2位だ。
左腕から繰り出す平均144.5キロのストレートと同107.4キロのカーブは、実に37キロのスピード差。8月に20歳になったばかりとは思えない、緩急をつけた堂々の投球を見せている。
楽天戦は4月4日と6月20日(ともに楽天生命パーク)の2試合に登板して、いずれも8回無失点で2戦2勝。対戦防御率0.00と相性抜群だ。しかも、相手先発はいずれも早川隆久だった。
パ・リーグ新人王を争うゴールデンルーキーと3度目の対決。ロッテに首位を奪われたチームのためにも、自身の新人王のためにも対早川3連勝で12勝目を狙う。
後半戦未勝利の早川
一方の早川はここまで17試合に登板して7勝5敗、防御率3.82。6月25日に疲労のため登録抹消され、東京五輪中断明けの後半戦はローテーションを守って4試合に登板しているものの、勝ち星なしの2敗と勝利から見放されている。
オリックス戦は4試合に登板して1勝2敗。防御率は3.08と悪くないが、2敗はいずれも相手先発が宮城だった。新人王争いで水をあけられただけに、「3度目の正直」で踏みとどまりたいところだ。
5回4失点だった前回9月7日の日本ハム戦から中6日。やはりQS(6回以上自責点3以内)が最低ノルマとなるだろう。チームは3連敗中だが、ロッテ、オリックスにくらいつくためにも早川の後半戦初勝利が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・山口俊-DeNA・F.ロメロ(東京ドーム)
ヤクルト・A.スアレス-阪神・青柳晃洋(神宮)
中日・松葉貴大-広島・森下暢仁(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
西武・髙橋光成-日本ハム・池田隆英(メットライフドーム)
ソフトバンク・千賀滉大-ロッテ・E.ロメロ(PayPayドーム)
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