3位から首位浮上のチャンス
3位ヤクルトに首位浮上のチャンスが巡ってきた。首位阪神とは2ゲーム差ながら、今日のDeNA戦に勝利し、阪神が敗れ、2位巨人が負けもしくは引き分けると、この2チームの勝率をヤクルトが上回ることになるためだ。
その大事な一戦の先発マウンドに上がるのは原樹理。今季は不調に苦しんでいる。春季キャンプこそ一軍スタートだったが、なかなか調子が上がらず一軍での登板は7月10日の広島戦の1試合のみ。その試合も3.2回49球4安打2失点で負け投手となっている。
ただ、エキシビションマッチでは復活の兆しを見せていた。7月30日のソフトバンク戦と8月8日のロッテ戦にいずれも2番手として登板。9回1失点に抑えていた。この好投を受け、22日の広島戦で先発予定も雨天中止。24日のイースタン・リーグの西武戦で調整登板し、2回2安打無失点だった。そこから中4日でのマウンドとなる。
持ち前の丁寧なピッチングでアウトを積み重ねて、今季初勝利を挙げるとともに、チームの首位浮上に貢献したい。
2度目のライバル対決
一方、DeNAの先発は今永昇太。昨年手術をした影響で今季は出遅れたが、ここまで10試合に先発して3勝3敗、防御率3.69とまずまずの投球を見せている。前回登板した22日の巨人戦では、7回112球4失点。5安打に抑えながら、中田翔に移籍後初本塁打を許すなど3本塁打を浴び、後半戦初勝利とはならなかった。
ヤクルト相手には、今季2試合に先発して0勝2敗、防御率6.55と相性が悪い。特に、山田哲人、村上宗隆、オスナの主軸3人には13打数6安打2本塁打と打ち込まれているだけに、今回の対戦でもこの3人をどう抑えるかがポイントとなるだろう。
相手先発の原とは同級生。今永は駒沢大、原は東洋大のエースとして、東都大学リーグでしのぎを削り、4年秋には入れ替え戦で投げ合った。プロ入り後は2017年7月17日以来2度目の対決。その試合では7回途中3安打無失点の好投で白星を手にしている。
今回もライバル対決を制することができるか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・小笠原慎之介-巨人・髙橋優貴(バンテリンドーム)
広島・床田寛樹-阪神・秋山拓巳(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
楽天・石橋良太-ロッテ・ロメロ(楽天生命パーク)
西武・本田圭佑-日本ハム・伊藤大海(メットライフドーム)
オリックス・スパークマン-ソフトバンク・和田毅(京セラドーム大阪)
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