早くも2度目のエース対決
首位・阪神は今日から敵地・マツダスタジアムで広島との3連戦に臨む。先発は阪神が西勇輝、広島が大瀬良大地と、2週間前に続いて早くも後半戦2度目のエース対決となった。
阪神の西勇輝は、ここまで17試合に先発して4勝8敗、防御率3.45。通算100勝に王手をかけてから5連敗と、足踏み状態が続いている。前回登板した20日の中日戦でも、5回92球8安打5失点。2回に4安打の集中砲火を浴び5失点し、負け投手となった。
広島戦には、今季4試合に先発して1勝3敗と黒星先行。2QS(6回以上自責点3以下)を記録するも防御率4.68といま一つの成績となっている。13日の対戦時も初回に4失点するなど6回100球5安打5失点を喫した。
打者別では菊池涼介に.385(13打数5安打)と打たれているが、他に目立って分の悪い相手はいない。前回のように連打を浴びないよう、要所を締めるピッチングができるかどうかがカギとなりそうだ。
前回に続いて同じ相手に連敗するわけにはいかないだけに、意地の投球を見せることができるか。
自身3連勝中の大瀬良大地が先発
一方、広島先発の大瀬良大地は今季13試合に先発して5勝3敗、防御率3.21。前半戦は負傷離脱もあり、わずか3勝に終わっていた。だが、後半戦は2試合に先発して14回1失点と、エースらしい投球を披露。前回登板した19日の中日戦では7回95球5安打無失点に抑え、これで自身3連勝となった。
今季、阪神相手には13日に1度先発して7回91球5安打1失点。4回まで1人のランナーも許さず、得点も大山悠輔のソロ本塁打1本のみに抑える、危なげない投球だった。
チームは後半戦4カードを終え、いまだ勝ち越しがなく最下位に沈んでいる。週末の3連戦初戦は大瀬良の好投でいずれも勝利しているが、後が続かない。エースとしてチームに勢いをつける投球を期待したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・奥川恭伸-DeNA・京山将弥(東京ドーム)
中日・大野雄大-巨人・山口俊(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
楽天・田中将大-ロッテ・二木康太(楽天生命パーク)
西武・渡邉勇太朗-日本ハム・池田隆英(メットライフドーム)
オリックス・山本由伸-ソフトバンク・マルティネス(京セラドーム大阪)
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