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巨人はDeNAと好相性の戸郷翔征が中5日で先発 DeNA・ロメロは来日初勝利目指す

2021 8/21 11:00SPAIA編集部
8月21日予告先発インフォグラフィック,ⒸSPAIA
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DeNA戦の防御率1.89と好相性

8月21日予告先発インフォグラフィック


昨日はDeNAに逆転負けで手痛い一敗を喫した巨人だが、日本ハムから中田翔が電撃加入。首位・阪神を1.5差で追うチームにとって、逆転優勝へ大きな補強となったことは間違いない。

今日の先発は戸郷翔征。前回登板の15日中日戦では5回途中69球2失点。4回まで中日打線相手に完全投球を見せるも、5回一死から2二塁打、3四死球と突如乱れ、降板となった。そこから中5日での登板となる。

DeNA戦には今季3試合に先発して2勝0敗、防御率1.89、3QS(6回以上自責点3以下)をマークするなど好投している。ただ、与四球率4.26と四球が多いのは気がかりだ。佐野恵太、オースティン、ソトの主軸3人には打率4割超と打たれているだけに、クリンナップの前にランナーをためないよう気を付けたい。

昨季に並ぶ自己最多タイの9勝まであと1勝としながら、2度足踏みが続いている。3度目の正直となるか注目だ。

来日初勝利目指すロメロが巨人戦初先発

一方、DeNAの先発は新外国人のロメロ。150キロ超の速球とツーシームが武器の新助っ人は、ここまで5試合に先発して0勝2敗、防御率5.75。被打率.329、与四球率6.64といま一つ波に乗れない投球が続いている。

投球の中心はツーシームで、投球割合は50.7%と全体の約半分を占めるが、被打率は.425と打ち込まれてしまっている。平均150.6キロを記録するストレートは、被打率.167と有効な球種となっているだけに、7.6%の投球割合をもう少し増やしてもよいかもしれない。

中断期間中は、エキシビジョンマッチ2試合、ファームで2試合の計4試合に先発して調整した。エキシビジョンマッチでは6回2失点、5回3失点とまずまずの内容。最終調整となった11日のイースタンリーグ楽天戦では、5回80球3安打1失点に抑えている。

初対戦となる巨人相手にどのような投球を見せられるか。来日初勝利を挙げて、後半戦巻き返しを図るチームを勢い付けたいところだ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
中日・ロドリゲス-阪神・二保旭(バンテリンドーム)
広島・大道温貴-ヤクルト・サイスニード(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
日本ハム・伊藤大海-楽天・岸孝之(札幌ドーム)
オリックス・宮城大弥-西武・今井達也(京セラドーム大阪)
ソフトバンク・石川柊太-ロッテ・美馬学(PayPayドーム)

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