6月に登録抹消も調子上向きの早川
前日17日が雨天中止となった楽天-ソフトバンク(楽天生命パーク)。先発予定だった則本昂大とマルティネスはスライドせず、今日18日の仕切り直しの一戦は早川隆久と千賀滉大が先発する。
黄金ルーキー・早川は今季前半戦に7勝3敗、防御率3.39の好成績。ただ、疲労などもあって6月25日に登録抹消され、その後、復調に努めてきた。7月24日の侍ジャパンとの強化試合では立ち上がりに3失点を喫したが、8月4日のエキシビションマッチ・ヤクルト戦で5回1失点、11日のイースタン・リーグDeNA戦では6回無失点と調子を上げている。
ソフトバンク戦は4月11日に登板して負け投手となったが、5.2回1失点と内容は悪くなかった。一軍のマウンドは6月20日以来、約2カ月ぶりだが、本調子の今なら心配は不要だろう。
早川の戦列を離れている間に、新人王を争うオリックス・宮城大弥は10勝にまで白星を伸ばしている。チームの優勝争いのためにも出直しの白星は是が非でも欲しいところだ。
千賀はチームの33イニング連続無失点を継続できるか
一方、ソフトバンクの千賀も今季はケガに苦しみ、不本意なシーズンとなっている。
7月6日のロッテ戦では2.2回10失点と屈辱的な黒星を喫するなど、前半戦は2試合に登板して1勝1敗、防御率10.80。昨季、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振に輝いたのがウソのような成績だ。
それでも侍ジャパン・稲葉篤紀監督の信頼は厚く、東京五輪に出場。8月7日のアメリカとの決勝でも1回無失点できっちり役割を果たした。10日の二軍戦での調整登板を経て、巻き返しのマウンドとなる。
チームは後半戦最初のカードとなった日本ハム3連戦で無失点(2勝1分け)。前半戦最後だった7月14日の楽天戦の4回から、なんと33イニング連続無失点を継続中だ。バトンを受け継ぐ千賀がどこまで伸ばせるかにも注目が集まる。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・石川雅規-巨人・直江大輔(松山)
DeNA・大貫晋一-阪神・伊藤将司(東京ドーム)
中日・松葉貴大-広島・玉村昇悟(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
ロッテ・小島和哉-西武・Z.ニール(ZOZOマリン)
オリックス・G.スパークマン-日本ハム・河野竜生(ほっと神戸)
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