メジャーから復帰後は防御率1.33と好調の山口
プロ野球は五輪中断期間に入るため今日が前半戦最後の試合。昨夜、ヤクルトに大敗を喫した巨人はメジャーから復帰4戦目の山口俊が先発する。
復帰後は3試合で2勝1敗、防御率1.33と絶好調。6月30日の広島戦では負け投手になったものの、8回1死までノーヒットノーランの好投を見せ、前回7月7日の中日戦では6.2回1失点で2勝目を挙げた。
平均146キロのストレートとフォーク、スライダーの3球種で全体の9割以上を占める。SPAIAのゾーン別データでは、右打者の32.9%が外角低めにコントロールされており、被打率は.000。左打者に対しても低めにきっちり投げ込めている。
今季はヤクルト戦初登板だが、渡米前の2019年は7試合に登板して4勝1敗、防御率3.00と好相性だった。前日大量失点の嫌なイメージを払しょくする快投で、前半戦を締めくくりたい。
田口は古巣・巨人と3度目の対決
一方、ヤクルトの先発は田口麗斗。今季は14試合に登板して4勝6敗、防御率3.64とやや苦しんでいる。
古巣・巨人戦は3試合目。4月3日は7回無失点、4月27日は4回6失点(いずれも勝ち負けつかず)だった。
球種は豊富だが、生命線はスライダーだろう。ストレートも平均139.3キロと速さはないだけに、低めにコントロールできないと巨人打線の餌食になる危険性をはらむ。
2016年に10勝、2017年に13勝を挙げた実績を持つ左腕。後半戦に阪神、巨人をさらに追い上げるためには、今回の登板で光明を見出したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
阪神ジョー・ガンケル-DeNA・今永昇太(甲子園)
広島・森下暢仁-中日・柳裕也(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-オリックス・田嶋大樹(帯広)
西武・髙橋光成-ロッテ・小島和哉(メットライフドーム)
ソフトバンク・東浜巨-楽天・岸孝之(PayPayドーム)
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