前回対戦時は7回0封
巨人との天王山を1勝2敗と負け越した阪神。今日12日からDeNAと前半戦最後の3連戦を本拠地・甲子園で戦う。
初戦の先発は今季最も信頼のおける青柳晃洋。ここまで13試合に先発して8勝2敗、防御率はリーグトップの1.82、失点は5月28日西武戦の4が最多と安定感抜群だ。
前回登板した6日のヤクルト戦では8回120球を投げ、強力ヤクルト打線を散発5安打2四球無失点に抑える完ぺきな投球を披露した。そこから中5日での登板となる。
DeNAとは4月10日に1度対戦して7回3安打無失点に抑えている。ただ、この時はDeNA打線の中軸を担うオースティン、ソトの両助っ人は不在の状況だった。昨季は、それぞれ.143、.091に抑えてはいるが、一発があるだけに油断はできない。
チームは昨日1安打完封負けと打線に元気がないだけに、青柳にかかる期待は大きい。球宴前のラスト登板を白星で締めくくることができるか。
同一カード3連勝の再現なるか
DeNAの先発は大貫晋一。今季は11試合に先発して3勝5敗、防御率6.40。昨季、防御率2.53、チーム最多の10勝を挙げるなど大車輪の活躍を見せた右腕が、今季は苦しんでいる。前回登板した4日の巨人戦でも、5.2回で9安打を浴びたが、粘りの投球で重量打線をなんとか1失点に抑えた。
阪神とは6月27日に対戦し、5回6安打2失点。初回から2回にかけて大山悠輔、佐藤輝明、サンズから3者連続三振を奪う力投で、4月6日以来の2勝目を挙げた。一方で、近本光司には二塁打2本を含む3安打を打たれている。今季通算で.386と打たれている左打者をどう抑えるかが今回もカギを握る。
前回のこのカードでは、濵口遥大、阪口皓亮、大貫で今季初の同一カード3連勝に成功した。その再現となるか、今度はカード頭でチームに勢いをつける投球を見せたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
広島・大瀬良大地-中日・大野雄大(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
ソフトバンク・レイ-楽天・則本昂大(PayPayドーム)
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