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天王山最終戦は「巨人キラー」西勇輝と「阪神キラー」髙橋優貴が激突

2021 7/11 11:00SPAIA編集部
阪神・西勇輝と巨人・髙橋優貴,ⒸSPAIA
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西勇輝は巨人戦3戦3勝、防御率3.32

阪神・西勇輝と巨人・髙橋優貴インフォグラフィック


1勝1敗で迎えた阪神-巨人の首位攻防3戦目は、阪神が西勇輝、巨人が髙橋優貴の先発で勝ち越しを狙う。

阪神の西は今季14試合に登板して4勝5敗、防御率3.41。白星は伸びていないものの、QS(6回以上を自責点3位内)は8回と安定感はある。

特に巨人戦は3戦3勝、防御率3.32。巨人戦の被打率は.208と優秀で、直近では6月18日(甲子園)に7回5安打1失点とHQS(7回以上を自責点2位内)を記録している。

ストレートは平均142.1キロと速くないが、シュート、スライダー、チェンジアップをコーナーに投げ分けるコントロールが武器。前回7月2日の広島戦では4回7安打7失点と珍しく打ち込まれたが、中8日空けて調整は問題ないだろう。

この3連戦は前半戦の天王山。16年ぶりのリーグ優勝を目指す上で、勝ち越しと負け越しでは後々に響いてくる。そのためにも西が試合をつくることは絶対条件だ。

髙橋優貴も阪神戦3戦3勝、防御率1.50

一方、巨人の先発・髙橋優貴は今季14試合に登板して8勝3敗、防御率2.71と好調だ。平均141.4キロのストレートと121.4キロのスライダー、117.1キロのシンカーを低めに集める投球術は、昨季までとは一味違う。

特に阪神戦は相性がいい。今季は3戦3勝で防御率1.50。猛虎打線を被打率.190と封じ込んでいる。6月20日の一戦(甲子園)では、5回無失点で7勝目を挙げた。

7月4日のDeNA戦(神宮)では負け投手となったものの4.2回2失点と大崩れはしていない。中6日で万全の状態だろう。

投げ合う相手・西も巨人戦3戦3勝の「巨人キラー」だけに負ける訳にはいかない。東京五輪後の後半戦に巻き返すためにも落とせない一戦だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
ヤクルト・石川雅規-広島・森下暢仁(神宮)
中日・勝野昌慶-DeNAフェルナンド・ロメロ(バンテリンドームナゴヤ)

【パ・リーグ】
楽天・瀧中瞭太-西武ザック・ニール(楽天生命パーク)
ロッテ・小島和哉-日本ハム・立野和明(ZOZOマリンスタジアム)
ソフトバンク・和田毅-オリックス・宮城大弥(PayPayドーム)

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