「選んでいただけてとても嬉しい」
プロ野球の「マイナビオールスターゲーム2021」の監督選抜が5日、発表された。
渡米前年の2013年以来7回目の出場となる楽天・田中将大はオンライン会見で「今年のオールスターは本拠地でも試合があるし、選んでいただけてとても嬉しい。チャンスがあれば出たいと思っていた」と笑顔。「時の流れを感じると思うけど、話したことのない選手がほとんどだと思うので、コミュニケーションを取りながら自分に活かせるものがあれば取り入れたい」と8年ぶりの日本のオールスターで他球団の選手から貪欲に吸収する構えを見せた。
今年は第1戦が7月16日18時からメットライフドーム、第2戦は7月17日18時から楽天生命パーク宮城で行われる。ヤンキースで通算78勝を挙げた実績がありながら、田中がMLBの他球団ではなく楽天復帰を選んだのは、東日本大震災から10年の節目だったこともある。プロ入り5年目の2011年に見たあの光景を忘れることはない。いつも応援してくれる東北のファンに少しでも夢と希望を与えたい。楽天のユニフォームに袖を通したからには、それが使命でもある。
ましてやコロナ渦で明るい話題の少ない昨今。夢舞台に立つ田中に、24連勝で日本一に導いた2013年の姿を重ねる地元ファンもいるだろう。「ファンがワクワクするような、見入ってくださるようなパフォーマンスを見せたい」と背番号18は意気込んだ。
セ・リーグの原辰徳監督(巨人)、パ・リーグの工藤公康監督(ソフトバンク)が選抜した、その他の選手は以下の通り(ファン投票と選手間投票は除く)。