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楽天・田中将大、日本ハム戦「3度目の正直」なるか プロ初勝利狙う立野和明と対決

2021 6/30 11:10SPAIA編集部
6月30日予告先発インフォグラフィック
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0勝2敗と苦戦の日本ハム戦

6月30日予告先発インフォグラフィック


オリックスと首位に並ぶ楽天は昨夜の日本ハム戦、一時5点のビハインドを背負うも、打線が粘りを見せ、5-5の引き分けに持ち込んだ。

今日の先発は田中将大。今季は10試合に先発して3勝4敗、防御率3.14と勝ち星が思いの外伸びていない。前回登板23日の西武戦では6回111球を投げ、8安打4失点ながら味方の援護もあり、5月1日以来の3勝目を手にした。

メジャー移籍前の圧倒的な投球こそ影を潜めているが、ここまで7度のQS(6回以上自責点3以下)を記録と、先発としての役割は十分果たしている。

日本ハム戦には2試合に先発して0勝2敗、防御率5.25と苦戦。特に、中軸を打つ近藤健介、王柏融の二人には被打率4割超と打たれており、細心の注意を払いたい。

相性があるとはいえ、最下位に低迷する日本ハム相手にこれ以上やられるわけにはいかないだろう。3度目の正直となるか注目だ。

マー君相手にプロ初勝利なるか

日本ハムの先発はプロ初勝利を目指す立野和明。社会人の東海理化から2019年ドラフト2位で入団した期待の右腕は、5日の巨人戦でプロ初登板初先発。5回82球を投げ、強力打線を3安打1失点に抑えてチームの勝利に貢献した。

前回登板の19日ソフトバンク戦では、4.2回4安打4失点でKO。5回先頭の谷川原健太にプロ初本塁打を許すと、続く甲斐拓也にも二塁打を浴びた。続く川瀬晃、三森大貴を打ち取り二死までこぎつけるも、後続に二者連続四球を与え満塁となったところで降板となった。

平均144キロのストレートとキレのあるフォークは威力十分で、奪三振率10.24と高い奪三振能力を有している。一方で、与四球率が6.52と制球力に課題を残す。リーグトップの打点を挙げている4番島内宏明の前にランナーをためないように注意したい。

チームは現在借金15、リーグで唯一の負け越しと苦しい状況。新戦力の台頭は不可欠なだけに、2年目の若武者にかかる期待は大きい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
巨人・山口俊-広島・九里亜蓮(東京ドーム)
DeNA・今永昇太-中日・福谷浩司(神宮)
阪神・アルカンタラ-ヤクルト・高梨裕稔(甲子園)

【パ・リーグ】
オリックス・田嶋大樹--ロッテ・鈴木昭汰(京セラドーム大阪)
ソフトバンク・東浜巨-西武・平井克典(北九州)

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