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7連勝中の巨人は6月安定感抜群のサンチェスが先発 広島はエース大瀬良大地で最下位脱出狙う

2021 6/29 11:11SPAIA編集部
6月29日予告先発インフォグラフィック
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ⒸSPAIA

8連勝狙う巨人の先発はサンチェス

6月29日予告先発インフォグラフィック


7連勝で一気に首位阪神との差を2.5に縮めた巨人は、今日から本拠地・東京ドームで広島との3連戦に臨む。

初戦の先発はサンチェス。来日2年目の今季は11試合に先発して5勝4敗、防御率4.23といま一つの数字が並ぶ。しかし、6月に入ってからは3試合に先発して、防御率2.45、QS(6回以上自責点3以下)を2度記録するなど安定してきた。

ストレート、カットボール、カーブ、フォークの4球種しか投げないため、決め球のフォーク以外は3割以上の被打率を記録している。それでも、要所を締めるピッチングで得点を許さない。前回登板の22日DeNA戦でも、6回102球を投げ、6安打を浴びるも無四球6奪三振の粘投で、1か月ぶりの5勝目を挙げた。

広島戦は5月5日に登板して7回を99球6安打無失点に抑えている。7連勝中と波に乗るチームの勢いそのままに、持ち味の粘りの投球で6勝目を狙う。

最下位脱出へエースが先発

広島の先発は大瀬良大地。ここまで8試合に先発して2勝3敗、防御率は3.22。QSを7度記録しながらも勝ち星がついてこない。5月18日の右腓腹筋の筋挫傷から復帰後も未勝利で、現在3連敗中だ。

前回登板の22日ヤクルト戦では、6回6安打6失点。2回に3安打1四球と自身のエラーも絡み一挙に4点を失い、負け投手に。初戦をエースで落としたチームは、そのまま元気なく本拠地・マツダスタジアムで3タテを食らってしまった。

なかなか波に乗れない状況が続くが、巨人戦では今季2試合に先発して、防御率2.25、いずれの登板もQSを達成しており、自身の投球はできている。しかし、巨人打線は坂本勇人、梶谷隆幸が怪我から復帰。丸佳浩も復調傾向で打線の破壊力が増しているだけに、予断を許さない。

勢いに乗る巨人をエースで止め、最下位脱出&カード勝ち越しへ弾みをつけたいところだ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・坂本裕哉-中日・大野雄大(神宮)
阪神・青柳晃洋-ヤクルト・田口麗斗(甲子園)

【パ・リーグ】
楽天・釜田佳直-日本ハム・バーヘイゲン(楽天生命パーク)
オリックス・榊原翼--ロッテ・二木康太(京セラドーム大阪)

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