2019年日本シリーズ以来の日本のマウンド
メジャーから日本球界に復帰したばかりの巨人・山口俊が今日23日のDeNA戦(富山)に先発する。
5日に帰国し、11日に入団会見を開いたばかりの右腕は、隔離期間を終えて二軍登板もせずに「ぶっつけ本番」の一軍公式戦。2019年10月19日のソフトバンクとの日本シリーズ第1戦で負け投手となって以来の日本のマウンドとなる。
DeNAから巨人にFA移籍して3年目の2019年に15勝を挙げ、最多勝、最多奪三振、最高勝率の3冠に輝いた山口は、球団初のポスティングシステムでブルージェイズに移籍。2020年は2勝4敗1ホールド、防御率8.06に終わって自由契約となり、今季はジャイアンツ傘下3Aでプレーしたものの5試合登板で0勝3敗、防御率6.17と結果を残せず、わずか1年半で巨人に復帰した。
入団会見では「肩、ひじ、体の状態は万全。結果しかないと思っている」と意欲を見せ、背番号は自ら「99」を選んだ。
2019年のDeNA戦は4試合に登板して2勝1敗、防御率2.73。ソトを10打数2安打、宮崎敏郎を6打数無安打、大和を8打数無安打に封じるなど相性は良い。唯一、本塁打を浴びたロペスももういない。
現在リーグ2位のチーム打率.256を誇るDeNA打線にメジャー帰りの右腕がどこまで通用するか。巨人にとって今後を占う意味でも大きな一戦となりそうだ。