阪神ダブル受賞は2005年9月度の下柳剛、今岡誠以来
プロ野球の5月度「大樹生命月間MVP賞」が発表され、セ・リーグはロベルト・スアレスと佐藤輝明の阪神勢、パ・リーグはニック・マルティネス(ソフトバンク)と吉田正尚(オリックス)が受賞した。
初受賞のスアレスはクローザーとして12試合に登板し、7試合連続を含む9セーブをマーク。防御率0.00、被安打5と完璧な内容だった。5月は投手陣に疲れが見える中、守護神は5月終了時点でリーグトップの16セーブ、通算防御率0.38を記録し、首位キープに貢献した。阪神の投手部門での受賞は、2019年9月度の西勇輝以来、外国人投手では2018年3、4月度のメッセンジャー以来となった。
ルーキー佐藤輝明ももちろん初受賞。5月は全19試合に出場し、チームトップの6本塁打、19打点、リーグトップの長打率.630をマークした。5月2日の広島戦(甲子園)では、プロ初の4番としての起用に応えて逆転満塁本塁打、5月28日の西武戦(メットライフ)ではセ・リーグ新人で長嶋茂雄氏(巨人)以来63年ぶり2人目となる1試合3本塁打を放つなど大活躍だった。
ルーキーの受賞は2020年10、11月度の森下暢仁(広島)以来で、阪神では2013年8月度の藤浪晋太郎投手以来。阪神の投打ダブル受賞は2005年9月度の下柳剛、今岡誠以来となった。