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巨人はエース菅野智之がぶっつけ復帰 日本ハム・伊藤大海はセのエース連破なるか

2021 6/6 11:00SPAIA編集部
6月6日予告先発インフォグラフィックⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

ぶっつけ本番での先発となる菅野智之

6月6日予告先発インフォグラフィックⒸSPAIA


巨人の菅野智之が6日に東京ドームで行われる日本ハム戦で復帰登板を果たす。5月7日のヤクルト戦で、右肘の違和感を訴え、4回で降板。翌8日に出場選手登録を抹消されていた。その間、二軍での調整登板はなく、ぶっつけ本番での先発となる。

今季は6試合に登板して2勝2敗、防御率1.93とさすがの成績。緊急降板したヤクルト戦以外の5試合でQS(6回以上自責点3以下)を記録するなど、安定感抜群の内容を見せている。

現在チームは戸郷翔征やサンチェスが中4日で登板するなど、先発陣が手薄な状況だ。さらにリリーフ陣もフル回転しており、苦しい運用を強いられている。前日(5日)の試合では、戸郷翔征が6回まで3安打無失点の好投を見せるも、7回に突如崩れ6失点。逆転負けを喫した。

長いイニングを投げられる菅野にメドが立てば、チームとしても負担が分散される。ここ一番で勝負強さを発揮してきたエースの投球が見られるか注目だ。

セ・リーグのエースと連戦

一方、日本ハムの先発はドラフト1位ルーキーの伊藤大海。ここまで8試合に先発して2勝4敗、防御率3.33。黒星先行ながら、6試合でQSを記録しており、即戦力の期待に違わぬ投球を見せている。

伊藤の魅力はなんと言っても奪三振能力だろう。奪三振率10.54は規定投球回未達ながら、中日・柳裕也、楽天・則本昂大を上回り、両リーグトップに相当する数字だ。

武器は平均146.5キロを記録するストレートと、打者の手元で鋭く曲がり落ちる高速スライダー。この2球種で全体の投球の7割以上を占める。特にスライダーは被打率.212、空振り率17.5%を誇り、三振の半分以上をこの球種で奪っている必殺球だ。

前回登板5月28日の中日戦では、7回4安打1失点の快投。竜のエース・大野雄大との対決を制し、交流戦初勝利を手にした。今度は巨人のエース菅野と対決。セリーグのエースを連破して、チームを上昇気流に乗せたい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

ヤクルト・高梨裕稔-西武・上間永遠(神宮)
DeNA・今永昇太-ロッテ・小島和哉(横浜スタジアム)
中日・福谷浩司-オリックス・増井浩俊(バンテリンドームナゴヤ)
阪神・ガンケル-ソフトバンク・和田毅(甲子園)
広島・高橋昂也-楽天・早川隆久(マツダスタジアム)

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