「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

中23日で登板の広島・森下暢仁vs援護に恵まれない楽天・田中将大 好投手対決の行方は?

2021 6/5 11:00SPAIA編集部
6月5日予告先発インフォグラフィックⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

森下暢仁が中23日で先発

6月5日予告先発インフォグラフィックⒸSPAIA


前日(4日)は両チーム合わせて25安打が飛び交う乱打戦となった広島対楽天。今日5日の予告先発は広島が森下暢仁、楽天が田中将大と、今季安定感抜群の右腕対決が実現する。

広島の森下は、5月22日に新型コロナウィルス陽性者の濃厚接触者と判定されて戦列を離れていた影響で、中23日空いての登板となる。今季は7試合に先発し、3勝3敗、防御率1.84、6試合でQS(6回以上自責点3以下)を記録するなど、昨季の新人王は2年目のジンクスなど感じさせない活躍を見せている。

与四球率が3.12と少し高めなのが気になるが、これはヤクルト戦での10四球(2戦合計)が影響しているため。5月12日の試合では1番・山崎晃大朗への2四球をはじめ計6四球を与えていた。それでも強力ヤクルト打線相手に7回127球を投げ、打たれたヒットはわずか3本。長打を許さない粘りの投球で無失点に抑えた。

現在チームは交流戦でセ・リーグ唯一の負け越しと苦しい状況。長期離脱明けで実戦感覚に不安を残すが、2年目右腕にはチームを上昇気流に乗せるような快投が期待される。

我慢の投球続く田中将大

一方、楽天先発の田中将大は、今季7試合に先発して2勝3敗、防御率2.54。開幕前に故障で出遅れたが、5試合でQSを記録しており、貫禄の投球を見せている。

だが、勝ち星に恵まれない。ここ3試合は、7回3失点、7回1失点、8回1失点と好投を見せるも、いずれも勝ち投手になれず。チームも2敗1分けと勝利に結び付かない悔しい登板が続いている。

何より打線の援護に恵まれていない。ここまでの登板で3得点が最多。7試合で12得点と1試合当たりの援護が2得点に満たない状況だ。この逆境の中、きっちり最少失点に抑え2勝を挙げているのはさすがといえるだろう。

今日も相手先発が森下だけに、多くの援護は期待できない。我慢の投球で自身5試合ぶりの勝利なるか注目だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

巨人・戸郷翔征-日本ハム・立野和明(東京ドーム)
ヤクルト・小川泰弘-西武・今井達也(神宮)
DeNA・濵口遥大-ロッテ・美馬学(横浜スタジアム)
中日・梅津晃大-オリックス・田嶋大樹(マツダスタジアム)
阪神・伊藤将司-ソフトバンク・マルティネス(甲子園)

【関連記事】
プロ野球 AI勝敗予想
技巧派に変貌した楽天・田中将大、実はリーグ1位相当の数値とは?
クローザーの資質溢れる広島・栗林良吏 奪三振率は驚異の14.64