今季二軍で4勝0敗、防御率1.80
西武・内海哲也が3日に東京ドームで行われる古巣の巨人戦に先発する。2018年オフにFA移籍した炭谷銀仁朗の人的補償として西武入りして3年目。今季初登板が自身初の巨人戦、しかも勝てば12球団勝利となるだけに気合十分だろう。
東京ガスからプロ入りして18年目の今季は開幕を二軍で迎えた。イースタン・リーグで7試合に登板して4勝0敗、防御率1.80と好成績を収めており、準備は万端。5回無失点で勝ち投手となった5月25日のロッテ戦から中8日で、慣れ親しんだ東京ドームのマウンドに立つ。
巨人打線はチーム本塁打数セ・リーグ1位と破壊力十分。持ち前の制球力で低めに集め、連打を許さない、粘り強い投球が必要だろう。通算134勝を挙げている39歳。プロテクトしなかった古巣を後悔させるような快投が期待される。
巨人は中4日でサンチェス
一方、巨人の先発はエンジェル・サンチェス。来日2年目の今季は8試合に登板して4勝3敗、防御率4.98の成績を残している。
全体の47.5%を占めるストレートは平均147.7キロを記録しているが、ストレート以外は142.1キロのカットボール、137.9キロのフォーク、130.6キロのカーブと球種は多くない。西武打線も往年の迫力は影を潜めているとはいえ、甘いコースは放り込まれる危険性をはらむ。
前回5月29日のソフトバンク戦は4.2回7失点で負け投手。エース菅野智之が離脱している非常事態だけに、中4日のマウンドで首脳陣の期待に応えたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
DeNA・坂本裕哉-ソフトバンク・コリン・レイ(横浜)
阪神・ラウル・アルカンタラ-オリックス・山﨑福也(甲子園)
ヤクルト・サイスニード-楽天・瀧中瞭太(神宮)
中日・勝野昌慶-ロッテ・本前郁也(バンテリンドームナゴヤ)
広島・床田寛樹-日本ハム・金子弌大(マツダスタジアム)
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