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【関西ダービー第2R】オリックスは8戦無敗の宮城大弥で連勝狙う 阪神は制球力抜群の秋山拓巳が先発

2021 6/2 11:00SPAIA編集部
6月2日予告先発インフォグラフィックⒸSPAIA
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連夜の19歳ヒーロー誕生なるか

6月2日予告先発インフォグラフィックⒸSPAIA


甲子園で行われている阪神とオリックスの「関西ダービー」第2ラウンド。初戦を5-2で制したオリックスは、19歳の宮城大弥で連勝を狙う。

宮城は今季8試合に先発し、5勝0敗、防御率2.32、奪三振率9.11、与四球率2.32。150キロ超えのストレートに、90キロ台のカーブを交えた緩急自在のピッチングに加え、内外角への投げ分けもでき、19歳とは思えない投球術で打者を手玉に取っている。

ただ、少し疲れが見えてきたか。3・4月は全4試合で6回以上を投げて自責点2以内、防御率1.26と抜群の成績だったが、5月は4試合で防御率3.51と低調。ここ2試合は、5回4失点、6回3失点とイニング数も稼げなくなってきている。

特に被本塁打3本は全て5月に入ってから打たれており、一発長打が持ち味の阪神打線相手には注意が必要だ。

前日は宮城と同い年の紅林弘太郎が4打点の活躍で激闘を制した。連夜の19歳の活躍で一気に勝ち越しを狙う。

4戦連続無四球中の秋山拓巳

一方、阪神の先発は秋山拓巳。今季は7試合に先発し、4勝2敗、防御率2.78、6QS(6回以上自責点3以下)と安定した投球を続けている。特に出色なのが制球力。今季の与四球率は0.99で、現在4試合連続無四球を継続中と、まさに精密機械だ。

前回登板の5月26日ロッテ戦でも、両リーグトップの219四球を選んでいるロッテ打線相手に8回を投げ、無四球に抑えた。3ボールまでいったのは初回のレオニス・マーティンと中村奨吾のみで、わずか106球3安打無失点と、まさに真骨頂を発揮したピッチングだった。

今回対戦するオリックスは、現在パ・リーグトップの56本塁打、リーグ2位の打率.254を誇る一方、四球数はリーグ最少の137個。どのような結末を迎えるのか、非常に楽しみなマッチアップだ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

巨人・横川凱-西武・ダーモディ(東京ドーム)
ヤクルト・田口麗斗-楽天・則本昂大(神宮)
DeNA・中川虎大-ソフトバンク・東浜巨(横浜スタジアム)
中日・小笠原慎之介-ロッテ・岩下大輝(バンテリンドーム)
広島・野村祐輔-日本ハム・加藤貴之(マツダスタジアム)

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