セ界のエースと強力ロッテ打線が対決
交流戦初週を4勝1敗1分けと、好調な滑り出しを見せ首位に立っている中日。今日1日からバンテリンドームナゴヤで同2位のロッテとの首位攻防3連戦に臨む。
初戦の先発は今年絶好調の柳裕也。9試合に先発し、4勝1敗、防御率1.62は堂々のリーグ1位だ。投球内容を見ても、奪三振率10.77、与四球率1.62、被本塁打はわずか4本と優秀な数字が並んでいる。
前回登板の25日ソフトバンク戦でも、7回121球6安打無失点。パ・リーグトップのチーム打率を誇るソフトバンク打線を相手に、三塁を踏ませぬ好投を見せた。
今度はパ・リーグトップの250得点、同2位の53本塁打を放っているロッテ打線と相対する。被本塁打率0.59のセ界のエースが、爆発力ある重量打線をも封じ込めてしまうのか注目だ。
ロッテのエースとして意地見せるか
一方、ロッテの先発は二木康太。開幕投手を務めるなど今季はエースとしての役割を期待されている中、ここまで8試合に先発して、2勝2敗、防御率3.60。4月には3戦連続QSを達成し順調なスタートを切ったかに思われたが、ここ2試合は4回で連続KOされるなど、安定感に欠ける投球が続いている。
安定しない要因の1つが被本塁打の多さ。既に10本塁打を許しており、これは1試合あたり2本ペースで打たれている計算となる。昨季まで被本塁打率が1を超えたの2019年のみ(1.12)と、もともと被本塁打は少ないタイプ。与四球率も3.00と高く、今年は持ち前の制球力が影を潜めているようだ。
鴎のエースとして3戦連続KOを喫するわけにはいかないだけに、意地の投球を見せたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
巨人・髙橋優貴-西武・松本航(東京ドーム)
ヤクルト・金久保優斗-楽天・塩見貴洋(神宮)
DeNA・ピープルズ-ソフトバンク・武田翔太(横浜スタジアム)
阪神・西勇輝-オリックス・山岡泰輔(甲子園)
広島・大瀬良大地-日本ハム・上沢直之(マツダスタジアム)
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