元「BIG4」のヤクルト奥川恭伸と同日登板
ロッテの2年目右腕・佐々木朗希がついにベールを脱ぐ。今日16日の西武戦(14時・ZOZOマリンスタジアム)で注目のプロ初先発だ。
一昨年、大船渡高からドラフト1位で入団し、一軍に帯同しながらも登板はせず、大切に育てられてきた。高校時代に最速163キロをマークしたものの線が細く、プロで戦えるだけの体を1年かけて作り上げた。
今季は二軍戦で5試合に登板し1勝0敗、防御率0.45。20イニングで19三振を奪っている。直近では5月8日の楽天戦で6回85球を投げ、5安打6三振1失点。中7日空けて万全の態勢で初めての一軍マウンドを迎える。
奇しくも、高校時代に阪神・西純矢(創志学園)、及川雅貴(横浜)とともに「BIG4」と呼ばれたヤクルト・奥川恭伸(星稜)も同日の中日戦に先発。甲子園準優勝の奥川はすでにプロ初勝利を挙げているが、高3夏の岩手大会決勝で登板せずに敗れた「令和の怪物」はどんな投球を見せるのか。注目度はとてつもなく高い。
西武は先発転向した平井克典
一方、西武の先発は平井克典。2019年に81試合登板するなど主に中継ぎとして活躍してきたが、今季は先発として6試合に登板して3勝1敗、防御率3.25と好成績を残している。
全体の41.5%を占めるスライダー以外にもフォーク、カットボール、シュート、カーブ、チェンジアップと球種が豊富。36回で38三振を奪っており、奪三振率は9.50と高い。
ロッテ戦は4月11日以来、今季2度目の登板。前回は7回5安打8三振1失点で勝ち投手になっている。
中6日のローテーションで調整に抜かりはないだろう。19歳の怪物にプロの実力を見せつけたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・今村信貴-阪神・アルカンタラ(東京ドーム)
中日・柳裕也-ヤクルト・奥川恭伸(バンテリンドームナゴヤ)
広島・床田寛樹-DeNA・ピープルズ(マツダ)
【パ・リーグ】
日本ハム・上沢直之-ソフトバンク・二保旭(札幌ドーム)
オリックス・山﨑福也-楽天・早川隆久(京セラドーム大阪)
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