伊藤は前回DeNA戦でプロ初完投
首位・阪神はJR東日本から昨年のドラフト2位で入団したルーキー左腕・伊藤将司が今日1日の広島戦に先発する。
前回4月24日のDeNA戦は124球を投げて7安打5三振1失点でプロ初完投。4月7日の巨人戦から3連勝をかけてのマウンドとなる。
ストレートは平均140.6キロと目を見張るほどの速さはないが、カットボール、シュート、チェンジアップ、カーブをコーナーに投げ分ける。SPAIAのゾーン別データでは右打者は27.7%、左打者は34.3%を外角低めにコントロールしている。
広島戦はプロ初登板だった3月31日に先発し、5回8安打2失点(勝敗つかず)と試合をつくった。ルーキーではドラフト1位の佐藤輝明が話題を独占しているが、ドラ2左腕が3連勝を果たして佐藤に負けない存在感を示せるか注目だ。
高橋は前回巨人戦で3年ぶり白星
一方、広島の先発は高橋昂也。花咲徳栄高時代、履正社高・寺島成輝(現ヤクルト)、横浜高・藤平尚真(現楽天)、作新学院高・今井達也(現西武)とともに「高校BIG4」と呼ばれた左腕は、4月24日の巨人戦で5.1回3失点と好投し、2018年以来3年ぶりとなるプロ2勝目を挙げた。
全体の42.2%を占めるのがカットボール。36.7%のストレート以外にフォーク、カーブ、スライダーも投げる。左肘の手術を乗り越え、一皮むけた投球術で見事に復活を果たした。
好調の阪神打線との対戦は今後を占う試金石となるだろう。自身より早く一軍で活躍していた「元BIG4」の面々に追いつき追い越すためにも、勢いに乗るルーキーに投げ勝ってプロ5年目の意地を見せたい。
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